仮説実験授業の師である板倉聖宣が常々語っていたのですけど、沖縄に来た折にも力説していました。
「私は新聞もテレビもほとんど見ない…見るときには注意深く見なくてはいけない」と。
今度の原発事故の中での「どっちに転んでもシメタ」を探し出すとしたら、
『東京電力や政府の発表をマスコミがどのように扱っていくかがありありと見えた事』
が大きいと思っています。
これは「正しくものごとを判断していく」為にはとても大切な事です。
記者会見では顔を上げずに、ただ発表をパソコンに打ち込むだけの記者たち。
追求するのはフリーの記者一人ふたり。
とても異様なシーンです。
YouTubeで探せば見ることができると思います。
ホントに誰も顔を上げないし、質問もしないのです。
しかも、それがニュースなどで報道される時がまたびっくり。
今日の例で言うと
「浜岡原発を全面停止するように」と命じた政府の報道に対して中部電力がまだ停止の手続きをとらないというのです。
政府の要請ってきかなくてよいのね(・∀・) まあ、それは事実なのでよいとして、ニュースの中で中部電力側の意向に沿うような発言をしています。
中部電力の作成したグラフを提示して「原子炉を停めない側」に有利な話をするのです…
アナウンサー曰く「もしも止めた電力を供給できなくなる可能性があります」「地元経済の混乱が生じる恐れがあります」というように語るのです。
また市民の声もこんな具合に利用しています。
あるメガネの男性「まあ、経済面という事から考えれば全面的に賛成というわけではないですけどね(プツリ)」というカンジで続く言葉を切って利用しています。いかにもその前後には「全体の事を考えるとこれは停めなきゃいけないでしょ」的な流れがあったことでしょう(^^
残念ながら、そのサイトのアドレスをチェックしていませんけど、前に紹介した「テレビなう」で「動画検索」にチェックを入れてそこに「浜岡原発 停止」と打てば、いろいろなマスコミがそういう話をしている場面を見ることができるでしょう。
中には両方の立場を両立してくれているニュースがあるのかもしれません。
私はweb上で観ているくらいなので、細かくはチェックしていません…そこら辺は頭に入れて読んでくださいね。
私はここで「停めるほうが正しい」とか「停めたらまずい」という気持ちはありません。
けれどたとえばグラフを出すなら中部電力側が出すグラフと、「原発を停めても足りる」と主張する小出裕章さん達の主張を並列して報道してもらいたいと思うのです。
ところで、より真理に近づくための発想法を身につけたい方達に、次のサイトを薦めたいからです。
政府や東電の発表に対して「それはおかしいのではないか」と強く追求して来た側の発言です。
しかし、ここでも注意してください。
これもまた一方的な話かもしれないからです。
だがしかし「ものごとを正しく判断していく為には、一方の意見ばかり、しかも強い側の意見ばかり聞いていてはいけないのだ」という事は大切です。戦争を例にするまでもなく、人間社会は、強い側の一方的な話に踊らされて、あるいは流されてしまい悲惨な結果となった事実がたくさんあるからです。
http://www.webdice.jp/dice/detail/3044/
お互い、修行を積んでいきましょう。
2011年5月8日
今行きたい映画 ザ・ファイター
映画 岳
「辛口映画評論家の樹楽庵です…」
と始まってしまうのをお許しください。
わたしの愛する「穂高」でロケをした映画なので期待を少しふくらませて、眠い目をこすりつつ出かけてゆきました。
困りました。
原作がもともと漫画だとは言え、それを実写版にしたわけですから、もっとしっかりストーリー練ってよ。
ストーリーが行き当たりばったりの次元の漫画になってしまっています。
ちなみに、私は漫画も読んでいて、ま、漫画は漫画として楽しんだのですけど、実写版でそういうのをどんどん出していくっていうのには困りました。
冬山で吹雪に巻き込まれた事がない人でも、きっと気づくことでしょう。
ブリザードの中、恋人を救助に行き、力果て倒れた目の前のクレパス(岩や雪の裂け目)に、以前恋人にプレゼントしたマフラーの細い糸がほんの少しついていて、「ここだ!」とばかりに救助してしまう(・∀・)
そういうありえない偶然をふんだんに盛りこんで、しかも、副題とは逆に「山に行くとかなりヤバイぞ」という構成になっちゃって。
ま、でも私はまた山に行くけど…
みなさん、出ている俳優さんたちのファンだという場合でなければ、DVD「劔岳 つるぎだけ」を観たほうがよいとおもいます。
穂高の美しさは何度か出てきます。
でも、それ以上に、まいってしまうシーンが幾つも出てきます。
と始まってしまうのをお許しください。
わたしの愛する「穂高」でロケをした映画なので期待を少しふくらませて、眠い目をこすりつつ出かけてゆきました。
困りました。
原作がもともと漫画だとは言え、それを実写版にしたわけですから、もっとしっかりストーリー練ってよ。
ストーリーが行き当たりばったりの次元の漫画になってしまっています。
ちなみに、私は漫画も読んでいて、ま、漫画は漫画として楽しんだのですけど、実写版でそういうのをどんどん出していくっていうのには困りました。
冬山で吹雪に巻き込まれた事がない人でも、きっと気づくことでしょう。
ブリザードの中、恋人を救助に行き、力果て倒れた目の前のクレパス(岩や雪の裂け目)に、以前恋人にプレゼントしたマフラーの細い糸がほんの少しついていて、「ここだ!」とばかりに救助してしまう(・∀・)
そういうありえない偶然をふんだんに盛りこんで、しかも、副題とは逆に「山に行くとかなりヤバイぞ」という構成になっちゃって。
ま、でも私はまた山に行くけど…
みなさん、出ている俳優さんたちのファンだという場合でなければ、DVD「劔岳 つるぎだけ」を観たほうがよいとおもいます。
穂高の美しさは何度か出てきます。
でも、それ以上に、まいってしまうシーンが幾つも出てきます。
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