被災地から沖縄に戻りました。
明日、外部団体との重要な会議が入っていて、どうしても戻らなくてはならないので、帰途につきました。
シャワーを浴びたのですけど、眠くてなりません(^^ゞ
そしてシャワーを浴びながら、自分自身も被災者でありながら、私と一緒にボランティア活動に参加していた人との会話を思い出していました。
「このあいだ久しぶりに僅かな水でシャンプーをしたんだけど、何日も風呂もシャワーも入っていないとさ、シャンプーって泡立たないのね」
私もよく山に入るものですから、その事は十分知っていて、二人で大きく笑いました。
ところで、このブログを読んで下さっているだろう、いろいろな方達からの応援メールを頂きました。
頻発する地震の度に、「大丈夫でしょうか?」という安否確認のメールも入りました。
心配をおかけしてすみません。
携帯の電池を気にしながらなので、ほとんど電話はできず、なかなかメールも書けませんでした。
それで、眠い目をこすりつつ、ブログをアップする事にしました。
塩竈でボランティア活動をしながら、かなりの人々が元気に暮らしている事を実感し、さらに被害の大きな「岩手県宮古市」に物資を運びに行くことにしました。
きっと、多くの人達が、積み木のように流されていく家々のシーンをテレビで見たことでしょう。
その宮古市です。
戦場かと思わせるような悲惨な状態の中で、驚いたのはやはり、力づらい復興の動きです。
きっと、TVなどでは、苦しさや悲惨さをいろいろ描き出しているでしょうから、なかなか現地の復興の様子は目にしないかと思います。
宮古市も着実に復興して来ています。
まだまだ時間はかかりますけど、多くのトラック、ユニック、救援活動車などがどんどん道を広げ、物資を運び出していました。
子どもの頃、アリを見ながら、こんなにも力強くてよく働く生き物がいるのだなと感心した事を覚えているのですけど、人間はそのアリたちと比較にならないほど働き、圧倒的な力とを持っているのだなと実感しました。
以前、「被災地の方達は、悲しみに打ちひしがれているのだから、遠く離れたわれわれが元気に活動しなくては・・・」という事を書きました。
しかし、現地の方達も元気でした。
今回の旅で、人間の強さや賢さを強く感じ、それ以上に「人間社会」の持つ強さや知恵を感じました。
そろそろ寝ます。