東北の被災地でのボランティア体験は、自分の中にいろいろな覚悟をもたらしてくれたようです。
知人からのメールで、私が行って10日後にやっと沖縄の新聞記者が被災地に入った、と知りました。
各地の新聞記者はすでに現地入りしているのだろうと思っていたので、正直おどろきました。
今までにない状況になった時には、各地の新聞社が素早く独自の報道をして欲しいものです。
そうでないと、東京電力の報告を鵜呑みにした政府の報道と同じように、偏った報道になってしまいます。逆に、幾つかのな視点による報道があれば、その中からいろいろな事を読み取る事ができるのです。
私がボランティアに出かける時には周りからいろいろな反対がありました。
「現地に行ったって何にもできないのだからやめておいた方がよい」
「プロにまかせよう」
「そんなお金があるのなら被災地に送った方が良い」
「福島原発がメルトダウンする・・・キケンだ」
「放射能は周りの県まで確実に飛んでいる」
そんな中で、自力で現地入りできたのは、仮説実験授業で「少数派でいる強さとたのしさ」を学んできたからです。
現地の方達に提供出来たのは、労力と語らいと、車に積めただけの食料、水、生活雑貨品くらいですけど、おそらく義援金を出した以上に喜んでもらえたと思っています。
私自身もお金を送った場合と比較できないくらいの体験と、意識の変革を得る事ができたと思います。
行ってみて感じた事をいろいろな人たちに伝えました。
そして、わたしの周りの人たちも独自にいろいろな動きを始めてくれています。
昨日、関西の大学に通う息子から電話がありました。
「被災地のボランティアに行ってくる」という話でした。
宮城で二回目の大きな地震が起こった直後に決心したのでしょう・・・なかなかいい男です。
私が行った頃よりずっと交通網も整備され、ガソリン事情も相対的に良くなってきているわけですから、彼は福島県まで入る可能性もあります。東京・大阪などの首都圏では、放射線の危険度についてかなり神経質になっていて、息子には偏った情報が入っている可能性がありますから、放射線について時間をとって科学的に伝えておきました。
さて日本最強化プロジェクト第二弾、第三弾をどうしようかと考えているうちに
「勝手に被災地復興税5%」
というアイディアが浮かび、さっそく始めています。
消費した分の5%を被災地の寄付にあてる事にしました。
一万円の買い物をしたら500円を寄付するわけです。
日本全体でやればおそらく1~2%で賄えるようになるでしょう。
私は、一年限定という時限立法として、そういう復興税法案が成立する可能性があるといくらか思っているのですけど、今の民主党にそういう事ができるのかできないのか分かりません。なので、それを待たずして、勝手に消費税を5%値上げしたわけです。
もしも皆さんの中で、何かやりたいのだけど、やる事が見つからないという方は、私のアイディアをとって「わたしは勝手に復興税2%」とかいうように始めてみるとどうでしょうか。寄付する先はどんどん増えています。
とにかく、落ち込んだりしている場合ではありません。
日本の元気度を世界中に見てもらいましょう。
自粛をしている場合ではありません。経済が冷え込んだら、東北を支援する力が日本全体から失われていくのです。
いろいろな方達と被災地に関するやりとりをしてきましたが、これをもって、一端被災地に関する事を書くのはお休みにしておきます。
日本最強化プロジェクトの熱意を沸々と湧きあがらせたまま、また映画の話や本の話、科学的ななどいろいろ書いていくことにします。
お互い元気にいきましょう(^^