2011年11月28日

宮古にて 映画館/プロジェクター

宮古島で久しぶりに講座をして来た。
元気な方たちが多くてたのしくなる。
久しぶりの仲間たちともあえて、嬉しい一日となった。

朝早く着いたので
「時間があったら映画館に行きたいなー」と言うと、
「まず会場に行ってプロジェクターなどのセッティングをしましょう」
と言われて断念┌|∵|┘

会場では、友人に入手してもらったデータプロジェクターを試してみた。

カシオのXJ-350

7~8年前に発売開始されて、私が手に入れたものがそれから何年後に製造されたものかわからないのだけど、これがとても快適。

会場にセットしてあったエプソンのよく見る機種より発色がよいのです。

さすが、発売当初45万円くらいした機種、カシオさん本気で作りましたね。

プロジェクターを探している皆さん、自信をもっておすすめします。ちなみに、中古品市場で2万円台から3万円台で取引されています。中古品は当たり外れもありますから、近くに詳しい人が居たら、相談するといいですよ。

会場でのセッティングを終えて、
「さて映画館へ」と思ったら
「講座の前に食事を済ませましょう」
という当然の流れ…┌|∵|┘


さて本番。
講座でわいわいたのしみ、たのしんでいただき、元気に終了。

またこういうたのしい講座を開いてね、という嬉しい感想の数々に、単純に「はい」と答え、空港へ…

しかし、ぼちぼち映画サークル代表としては、ぜひ映画館をみておきたかったので、再度「映画館に行きたいなー」と言うと、空港に向かう途中に寄ってくれた(^ー^)ノ

「ここですよ」とおろしてもらって見あげると、なんと、映画館の名前は
「シネマパニック宮古島」
斬新だ。

しかし、エキサイティングな作品ならいざ知らず、ロマンスものとか、感動ものに会うような名前ではないな、でもよし。

料金は一般1600円。
沖縄本島と同じ。
しかしわたしの大嫌いな
「金持ちシート制度」がない。

これはすばらしい事だ。
庶民の娯楽に、裕福な者とそうでないものを区別するようなシートなど言語道断。

スクリーンは一つで、時間帯で作品を区切ってあった。

今度訪れる折には、ぜひ、映画鑑賞してから講座に突入したいものだなと思った(^。^)



2011年11月26日

珈琲を巡って ベートーベンの点てた珈琲は濃いのか薄いのか? 朝本屋!/村山 斉 宇宙は何でできているのか? 幻冬社新書/サイモン・シン ビッグ・バン宇宙論

何とか明日の宮古行きの準備は今日中に終わりそうです。
ふと「そういえば明日の飛行機は何時だっけ? 九時かな十時かな?」
とか考えながら、講座を主催してくださっている方からのメールを見てビック…
すばらしく早い便だ…こりゃまずいヽ(゚∀゚)ノ
でも、あわててもしょうがない。
人間、100%を目指すとダメになる。
とりあえず90%…四捨五入で85%ならOK!
そんな感じでビールに手を出しています。

今朝は四時くらいに起きて、珈琲を点て、仕事をしていました。
前から気になっていたベートーベンがいつも60粒の珈琲豆で点てていたという珈琲は濃いのか薄いのか?
の実験で、きっかりと数えて点てました(^^
少し前に書いた英文のコラムの最後の文章に

I wonder if Beethoven's bitter expression was due to his coffee habit.


 ベートーベンの苦みばしった表情は彼の珈琲を呑む習慣によるのだと思う

とあります。
それが気になっていたからです。
「60粒で点てた珈琲は苦みばしるような表情をする程濃いのか?」

わたしは、あれは珈琲の所為ではなくて、きちんと60粒で作るように、と下僕に指示して、しかもそれをちゃんと守っているのかチェックしていたという神経の所為だと書いたのですけど、いったいどうなのでしよう?


皆さんはどう思いますか?


もちろんデミカップのような小さな入れ物に作ると濃くなるのでしょうけど、ごく普通の喫茶店サイズのカップで点ててみました。

下が60粒の豆を引いた珈琲です。



私がいつも点てる珈琲よりずいぶん少ないのです。
珈琲豆の粒がベートーベンの頃とかなり違うという事は無いでしょうから、ベートーベンもこれくらいの量で作った珈琲を呑んでいたのです。

普通サイズのカップ(ほんの少し大きめかな?)に注ぐとこんな感じです。
薄いのです。
アメリカンを頼むと、時々これくらい薄いのが出てくる事があります。
小さめのカップでやっと、普通の喫茶店の珈琲くらいになるのでしょう。
それでもスタバのレギュラーよりは薄い珈琲になるはずです。

こうやって60粒の珈琲の謎は、朝四時過ぎに解かれたのでした(^_^)/~

さて、一仕事終えて九時過ぎの事。
息子を都会に送りながら、大好きな「朝本屋」をしてきました。
行きつけの「珈琲が飲める本屋さん」で一時間半くらいのんびりと本や雑誌を読んできたのです。
来年の大きな計画を前にして、娯楽的な読書はほとんどしていなかったのに、昨日の「僕って何」で、禁じていた読書を再会してしまったからなのでしょう…
忙しさの中の、とてもいい時間でした。
本屋さんのカウンター席には、可愛い人形も置かれていてなかなかよい。


頭の星が、クリスマスをイメージさせて幸せな気分。
二冊しっかり読んで、あと二冊はブラウジング(眺め読み)!
幸せなひと時。

一番良かったのが「村山 斉 宇宙は何でできているのか? 幻冬社新書」。
じっくり最後まで読んだのですけど、感心したので購入しました。

といっても、宇宙関係ではサイモン・シンの「ビッグ・バン 宇宙論」以上のものはまだ表れていないと思います。

以上

2011年11月25日

小説の話を 三田誠広「 僕って何」河出文庫 / 奥田英朗「サウスバウンド」




宮古での講座に全力投球しようと考えているのだけど、どんどんいろんな仕事が舞い込んで、なかなか集中して準備ができません。
それでも今日はしっかりMacの前に座って、プレゼンテーションの準備や動画の編集などしています。
動画の編集というのは結構時間がかかって、たとえばエンコードと呼ばれる作業(動画のタイプたとえばDVDの様な高密度のタイプを動作の軽いiphoneで読める形式に返還したりする作業)をすると、かるく30分はそのまま待つ事になります。
ここぞとばかりに、本棚に向かって久しぶりに文庫本を手にしました。
たまたま気になった三田誠広(みた まさひろ)の「僕って何」という作品。
奥付を見ると1980年発行とあるから三十年以上前だ!

三田誠広は、小説家なのに科学の本も書く。
宗教の本も書く。
哲学も経済学も書く。

しかもその文章はすこぶる読みやすい。

わたしの気に入りの作家なのだけど、残念ながら元々の小説の方はあまり気に入らない (´・ω・`)

一つだけ続けて何度も読んでいるのがこの「僕って何」という作品。

学生時代に読んで、ほとんど意味が把握できず…
でもそれは三田誠広のせいではなく、わたしの読解力があまりにも未熟だった所為。
二度目が社会人になって四五年経ってから…少し意味が分かって、少しおもしろく感じた日。
三度目は2007年1月27日。
奥付に期日と一緒にこういうメモがある。
「今年始めて手にした本。しかし読むのはこれで三〜四回目!
学生のころも、その後も読んでいる。
学生の頃は文章のスタイルばかり気にしていたのか、相手が人格をもって迫ってきてくれない。本が一つの紙の固まりでしか無かったのだな。自分も大分成長したな」

約190ページのこの本は、私の平均読書速度「120ページ/h」からすると、約1時間半少しで読み終える。
世界最高のノートパソコンと思っているMacBookAirで動画処理しながら、その待ち時間に読み終えてしまったのだけど、エンコードその他の時間から見て、どうも一時間くらいでは読んでしまったらしい。

速く読みすぎたけど、またなかなかおもしろかった。
その頃の三田誠広の文章の未熟さも見えて来たのだけれど、純粋な学生の感覚も味わえて、よかった。

特に、母親に対する感覚が痛いほど伝わってくる来て、はじめの部分の母親に辛く当たるシーンなんか、苦しくなつた。
それから大学で誰とも人間的な付き合いの全くなかった頃のシーンも苦しくなった。
突然つきあう事になった女性「レイ子」のキャラクターも、いきいきと感じられた。
ふとした事で学生運動に関わりながらも、「僕」は、ぜんぜん学生運動にのめり込む事ができず、結局「一対一の人間関係」としてすごくぎこちなく、まじめにつきあって行く人物。あまりにもぎこちないところが逆に共感を呼んで心地いいな。


 学生運動といえば、奥田英朗の「サウスバウンド」は名作だった。
我が沖縄が最終的な舞台。

かつて学生運動に身を染めた父親と、いくつになってもその父に惚れている母親の元で、激しくも純粋に育てられる上原二郎の物語。

作品の表紙も青空に赤瓦にシーサーの絵。

そういえば、奥田英朗の快作「スイミングプール」の主人公も伊良部という沖縄名字の変な医者だったな。
奥田さん、沖縄とどういう関係なんだろう?

 デジタル化していると、どんどん本がぶった切られて、ゴミ箱の中に入っていくのだけど、文学作品は対象外。
欲しい方に譲ります。

三田誠広「僕って何」河出文庫(汚れあり)…送料込み200円

奥田英朗「サウスバウンド」角川書店(単行本)  送料込み600円…上質   ※売れました

連絡ください。
直ぐに送ります。

アドレス
kiraku21@gmail.com


まで。

2011年11月24日

ダイエットで笑った(^^

肉野菜中心食にしたらぐん体重が落ちたのですけど、あまりもたくさん食べるので、しかも飲み会もしっかりとあるので、なかなか目標の60キロ台に入れません(´・ω・`)
飲み会を減らせばよいのですけど、それはかなり厳しいな。


というのでダイエットの情報を見ていたら、2チャンネルの掲示板で笑ってしまいました。


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  11:名無しさん@涙目です。(長屋):2011/11/11(金) 17:10:49.95 ID:eZAkiikJ0
 食わなきゃ痩せる。
 食わずに太れるもんなら太ってみろ。 
19:名無しさん@涙目です。(茨城県):2011/11/11(金) 17:12:52.37 ID:J1PO5T/r0
食べないダイエット→お腹が減って動けない 
運動してダイエット→次の日疲れて動けない 
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ところで私の友人達が私と同じ方法「肉野菜中心食」でどんどん痩せています。
きっかけは以前に書いた「肉野菜のスープ」なのだけど、理屈的なものはこうです。

http://allabout.co.jp/gm/gc/23202/

試したい方はどうぞ!

2011年11月19日

ベートーベンと珈琲 クラシックを聴いていて / 英文 英語

土曜日の朝は、なんとなくボーッとしています、と書き出して、
いや、いつも朝は弱いよなぁ、と独り言(・o・)

直した「テレビなう(アプリhttp://tv-now.jp/desktop/)」でクラシックを聴きながら珈琲を飲んでいると、べェートーヴェンの重厚な曲が流れてきました。

音楽好きや珈琲好きの方達には常識的なのでしょうか? 知らないのですけど、いつもの様に修行で手近な英文を読んでいる時、こんな文章が出て来ました。とても面白かったので、記録に残してありました。

英語をそのまま読んでみたい方のために書き抜いてみます。
後でわたしの訳文を載せます…興味のある方はまずこの文章で内容を味わってみてください。

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The musical genius Beethoven was a coffee lover.
He was also very particular about food.
He limited his food and he drank only wine, mineral water, and coffee.
He said to his servants, "You must make my coffee with exactly sixty coffee beans." Then, he counted the beans one by one.
I hear that the only thing he had for breakfast was his cup of coffee. 
I wonder if Beethoven's bitter expression was due to his coffee habit.



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訳文付き 樹楽庵イメージ訳です(試験のような厳密な訳ではありません)


The musical genius Beethoven was a coffee lover.
音楽の天才ベートーベンは珈琲の愛好家でした.
He was also very particular about food.
彼はまた、異常なほど食べ物にこだわる人間でした。
He limited his food and he drank only wine, mineral water, and coffee.
彼は限られた食べ物しか口にせず、飲み物はワインと湧き水、それから珈琲だけでした。
He said to his servants, "You must make my coffee with exactly sixty coffee beans." 
彼は召使いに「私の珈琲をつくる時にはちょうど60粒の豆を使うように」と命じていました。
Then, he counted the beans one by one.
そしてその後、彼は自分の豆を一粒一粒数えたのです。
I hear that the only thing he had for breakfast was his cup of coffee. 
私がきいたところによれば、一杯の珈琲が彼の朝食だったという事です。
I wonder if Beethoven's bitter expression was due to his coffee habit.
ベートーベンの厳しい表情は、彼の珈琲をとる習慣によるものかもしれません.
※原書の訳文では「もしかしたら彼のにがい表情は、これのコーヒーを飲む習慣のせいだったのかもしれない」

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この英文はそのまま面白く読めました。
ベートーベンが珈琲好きだったという事、それから勝手になのか、教師に間違った情報を教えられたからなのか(きっと後者だと思うのですけど)、貧乏生活をしていたと思っていたベートーベンに召使いが居たというのもおどろきでした。

最後の一文、このエッセイを書いた人の意見に対しては意義ありです(^^
ベートーベンが珈琲の粒を召使いに数えさせる程の珈琲好きだという事以上に、言った通り使っているかを自分でも数え直す程の潔癖さは普通ではありません 。彼の表情は、その異常な執着心と潔癖さによるものなのでしょう。

ちなみにわたしは彼の全ての曲を聴いているわけではありませんが、彼が生み出した曲を名曲だと考えつつも、CDを買ってまで聴こうという気にはなれません。ただ、交響曲第6番ヘ長調作品68「田園」は、好きな方です。




2011年11月16日

ほれぼれする空だった…

忙しいと口にする事はほとんどなく、過ごしているのだけど、周りの人たちが「忙しい、忙しい」と口にしている時よりはずいぶんタイトな時間を過ごしている日々…
だけれど、忙しすぎて山にもいけないという事はほとんどないのです。
忙しすぎて映画に行けない、というのもほとんどないのです。
今日は、忙しいさなか、大好きな仲間達と寿司会でした。
この日ばかりは、肉野菜中心食を脇において、しっかり寿司を食べるのです。
この間は、合間を見て、仕事帰りに小高い山に上りました。

いい空だった…

久々にみる、ほれぼれする筋雲だった…
地球という星は、ほんとうにすてきなところだなぁ。
たのしい事が多すぎて困ってしまうほどだな。

2011年11月15日

映画 SOCE CODE/ミッション・8ミニッツ

映画の話を続けましょう…
最近観た作品で良かったのは、「Rise of the Planet of the Apes/猿の惑星 創世記」と「SOCE CODE/ミッション:8ミニッツ」です。

興行的に成功しているのは前者「猿の惑星」の方です。
ストーリーもすごくしっかりしていてお金もかなりかかっている作品です。
ただし、どちらかと言えば、わたし的に好きな作品は後者「SOCE CODE」です。

主演のジェイク・ギレンホールはすごくいい役者です。
きっと数年来にアカデミー賞を取ると思います。
「警告:このラスト、映画通ほどダマされる」という文句もなかなかよい。
ただし、そういう程だまされるわけではなくて、ラスト数分のどんでん返しと言われる部分が秀逸だという感じはありませんでした。
私に同感してくれる人も多いかもしれません。

ラストは抜きにして、それまでのプロットがなかなかよい。

映画通は観て損はありません。
予告編、のっけておきます。






2011年11月14日

この頃の映画の話 マネー・ボール/ブラッド・ピッド

前回の、ゲイのお方に抱きつかれてしまったという衝撃的な話の後にしばらく書いていなかったので、心配してくれた方達もいましたが、元気です。
あまりの忙しさに、書いてもいいかげんな文章になりそうで控えていました。
これまで「外部から頼まれた仕事は多くても月一の頻度にとどめる」という歯止めを作ってあったのですけど、最近それを緩やかにしたためにどんどん仕事が入って、週一くらいで外部の仕事に出かけている日々です。

それでも映画は週一で観ています。
日垣隆が、自分がウツを克服したことを書いていたのですけど、ウツかどうかを見分ける重要なファクターに「それまでとても好きだった事に対してもおっくうで、興味がなくなる」という項目がありました。
私はウツになるタイプでは無いのですけど、映画を観る事に対しても興味が無くなるとしたら、これはかなりの症状だなと思います。
ま、ただし「忙しすぎて観たい映画も観る時間がない」という事は十分に予想できて、怖いです (´・ω・`)

さて、昨日観たのが、ブラッド・ピッドのマネーボール。


私は野球にあまり興味が無く、これまで野球の一ゲーム全部を観たという事がありません。
好きな俳優ブラッド・ピットが出るというので足を運びました。

で、寝ました(・o・)
野球に興味が無いからではなく、手に汗握るシーンに行きそうな時に、その都度外してしまっているのです。途中途中に織り込まれていくシーンが、興奮の高まりをブチ切るのです。まいった、この監督さん。
きっと野球とか好きじゃないのね。
前に撮ったカポーティの時もそうだったけど、人間の内部を描こうとするあまり、自然に高まるはずの映画の流れはどうでも良くなって、しっかり外しまくった。
ま、ほんの少しは手に汗握るシーンはあったけどね。

ブラッド・ピットの作品はどれもいい、とかいう人たちが多いけど、わたしはぜんぜんそうは思えなくて、ここ数年続いている「オーシャンズ」シリーズはB級の下くらいな感じです。

アカデミー賞でも騒がれた「バビル」もあまりよくなかった。

「Mr&Mr.sスミス」も同じく。
他にも「イングロリア・バスターズ」とか「バーン・アフター・リーディング」とか、映画館まで行くんじゃ無かったという様なものまでいっぱい。

彼が下手なのではなくて、脚本と監督が悪いのでしょう。

良かった作品もいろいろある…
「Meet Joe Black/ジョー・ブラックによろしく」は最高に良かった。
「リバーランズ・スルーイット」も良かった。
「12モンキーズ」もすごく良かった。


名優の一人だと思っています。
次回作に期待しましょう(^^