2010年6月9日

映画「かいじゅうたちのいるところ」謎解き

 きっと誰かが書いているだろうと思って、サイトを覗いてみても、私の知る限りは誰も書いていないので、書いておこうと思う。
映画「かいじゅうたちのいるところ」の怪獣たちは誰なのか、っていう事。
これはネタバレではないので、まだ観ていない人も読んでよいなと思う(^^

原作者のセンダックが、もしかしたら、英語のサイトでこういう話をしているかもしれないけれど、私には探せなかった。
でも、きっとどこかでやっている気がしている。
見つけた人はおしえてね。

さて、謎の話。
謎と言っても、そんなにたいした謎ではないと思う・・・でも、物語全体のストーリーを紐解くことになる重用なキーだと私は思う。

怪獣たちの数である。
そして、その怪獣たちって、いったい何なのか?
っていう話。

 私はDVDで観ている時から気になっていて、残念な事に、新作で一泊しか借りることができなかったので、それを確かめる時間がなかったんだけど、マックスと姉、そしてその友達とが最初に暴れ回るシーンと、マックスが怪獣達と出逢って暴れ回るシーンがすごく似ていたのですよ。
姉ともだちと暴れ回るシーンは雪合戦で、怪獣達とは森の中なんだけど、洞穴に逃げ込んだり、それにジャンプアタックしてきたりするところなんかそっくり。

自分の命令に従わずに、見下した感じで登場する怪獣達の雰囲気は、まるで、上の姉友・悪ガキの雰囲気です。

さて、最初の怪獣たちの数を観てください・・・7匹ね。
姉のとその友達は5人・・・あと二人は?

映画を観ると分かるとおもうのだけど、マックスにとって、とても重要な人物があと二人いる。
母親と、父親である。

マックスは、家を飛び出して、さまよううちに、疲れ果てて眠るのです。
そして、意地悪されたと思い込んでしまった、姉とその仲間たちと、母親と父親とを自分の家来にしてしまうというストーリーの夢を見ているわけです。

あの怪獣達も、よく観ると、あ、これは母おやだな。
あ、これは姉貴だな。
こいつは、あの雪のトンネルをこわした、姉友の暴れん坊だな、とか分かると思います。

それにしても「かいじゅうたちのいるところ」・・・観て、時間が経つほど、ほのぼの思いだされて仕方がない、不思議な作品です。

観てない方には、とてもお勧め。