2007年7月16日
DVD/Befor SunSet おすすめです
また、おすすめしたい作品に出会いました。
リチャード・リンクレイター監督
Before SunSet/ビフォア・サンセット です。
「陽の沈むまで・・・」と訳すといいかな。
イーサン・ホークとジュリー・デルビーの作品です。
イーサンは有名な俳優さんなんだけど、女性のジュリー・デルビーさんは、あまり有名ではありません。
おそらく私ははじめて出会ったと思います。
でも、いいんですよ。
私のすきな女優さんリストの数は少ないのですけど、その一人に入れておきました。
まだ10名に満ちません。
このBefore SunSetは、9年前につくられた「Before Sunrise/恋人までの距離(ディスタンス)」の続編です。
でも私は前作を観ていません。
おそらくでも、前作よりずっといいできだと思います。
だって、前作の邦題がすごく悪いし(^^ 関係ないか。
この作品は大人の作品です。
9年前に離れた恋人と、また出会い、夕暮れまでの時間を過ごす・・・
すごく切ないと思うかも知れません。
まあ、切なさはあるかもしれないけれど、この二人の会話が、というか「会話のみ」で進行する作品なんですけどね、それがいいんです。
もう引き込まれて引き込まれて・・・
人間二人の会話に、二時間近くも引き込まれるんなんてあるんだろうか・・・
あるんです。
景色も素朴で、ウィーンのごく普通の街並みをあるいて、河で船に乗って・・・
もうとにかくおしゃべりね。
この二人以外は、特に重要な人物は出てきません。
でも、本屋さんの主人や、喫茶店にいる周りの人たちの雰囲気もgoodです。
よくこんな作品がとれたなと思うばかです。
この監督さん、以前に「テープ」という作品を撮った人に違いないとおもって、しらべてみたら、やはりそうでした。
その「テープ」はあまりおすすめしていないのですけど、なかなかの作品で、古くて狭いモーテルの一室から全く外に出ない。
そして登場するのは三人だけ・・・その三人の会話で成り立っていくものがたりです。
イーサンも出ています。
こういう作品が取れるのは、リチャード・リンクレイターしかいませんね。
テープは犯罪がらみですけど、このBerore SunSetは、そういうこともないので、怖い感じはしませんからご安心ください。
話をもどして、イーサン演じるジェシーは小説家です。
N.Y.にすんでいて、新作の出版記念のサイン会などをして、ヨーロッパを回っています。
小説は、かつてウィーンで偶然に出会ったセリーヌとの一日を綴ったものです。
講演やサイン会をしているうちに、もしかして彼女が自分のもとに現れてくれるのではないかと、そういう思いを秘めて各地を回っているわけです。
そう、セリーヌは、その彼のところに顔を出すのですよ(^^
けれど、その日は、ヨーロッパでの最終の日、あと二時間で空港に向かわなくてはいけない、というその時だったんです。
9年前は、お互いの電話番号も告げずに、半年後に会う約束をして分かれ、けれどその半年後、二人は巡り会えなかった。
今回はどうなるんでしょうね(^^
この映画、ラストはどう幕を閉じるとおもいますか?
私の予想はあたっていました(^^
みなさんも観ながら是非、エンディングを予想してみてください。
では、また。