
日本映画はしみったれたものがおおくて、そのしみったれたものの多くは、あまり好きになれないのですけど、でも中にはいくつか心に浸みてくる作品があるんです。
この「いつか読書する日」もその一つです。
田中裕子さんという、私が好きな女優さんが主人公です。

彼女のお仕事は、牛乳配達です。
街は長崎です・・・そう、坂が多いのです。
そしてその牛乳配達が終わると、スーパーのレジ係・・・
独身
趣味は読書・・・
彼女の日常がたんたんと綴られていくのですけど、かつて好きだった人とか、その奥さんとか、恩師とか、いろいろな人たちとの淡々としたストーリーです。
おわりは「安易な作戦に逃げたな、この監督」と思っちゃったのですけど、でも全体としては「まる」をあげたい作品です。
おすすめ。