「宿命」というタイトルは重いよね。
日本映画の名作に「砂の器」という作品があります。
その中に登場する重要人物(作曲家)の作ったのが「宿命」というタイトルだったな。
あれをこの小説のバックに流すと合うだろうなと思う。
東野圭吾は「容疑者xの献身」で直木賞を受賞しています。
その作品、なかなかよかったですよ。
この「宿命」という作品は、それよりずっと前に書かれています。
筆も甘いカンジがします。
でも、ストーリーの流れはあきさせません。
最後の最後に、「あー、ホントにこの二人、宿命的な人生を歩いていたのだな」と思います。
かるく読むミステリーとしては〇をあげたいな。
10点中6.8点。
合格点です。
読むのを探している方、まずおためしください。