
Matrix Revolutions.
マトリックス三部作の最後の巻です。
時々「映画ベスト○○」とか
「時代を変えた映画」とか雑誌に載ったりするのですけど、その中にMatrixが入っていなかったら、その選者たちは大したことありません。
ベスト10に入れるかどうかはその人の志向・思考によるのですけど、どこをどう厳しく採点しても50位以内に数えない人物は、映画好きとは思えない。
見る目も大した事がないと思うな。
脇役からしてすばらしい。
たとえばセラフは、数ある空手使いの俳優の中で、私が観たベストです。
メロビンジアンの奥さんの、モニカ・ベルッチなんか、こんな端役で出さないでよっていうくらいの名優です。
さて、「英語」の話。
何人かの方達から、英語に興味があるのだけど、なかなか難しい、というメールを頂いているので、いま観ているシーンから少しだけ書き抜いてみます。
ネオ(救世主/キアヌ・リーブス)とエージェント・スミス(ネオの最強のライバル/ヒューゴ・ウィービング)の最後の闘いのシーンです。徹底的に打ちのめされ続けながらも、立ち上がり続けるネオにスミスが苛立って言葉を吐き捨てるシーンからです。
訳せるかどうか挑戦してみませんか。
スミス You can't win. It's pointless to keep fighting.
Why, Mr.Anderson,why?
Why do you persist?
ネ オ Because I choose to.
何となくでよいので、予想を立ててから私の訳を読んで下さいね。
簡単すぎるという人は、ごめんなさい。
英語が苦手だという人は、一つの単語単語が気になって先に進めませんよね。
でも、「エィ」というカンジで大体で訳し続けていくんです。
それから、整った日本語で、つまり作文のように訳してはいけません。
英語の流れのままに、大体でカンジを掴んでいく練習が大切です。
それを続けていく中で、だんだん英語を読み続けるのが苦にならなくなりますよ。
樹楽庵訳
スミス「お前は、勝てないのだよ。意味のない闘いだ。
どうしてなんだ、アンダーソン、どうしてだ。
どうしてそんなにこだわるんだ」
ネオ「俺がそれを選んだからだ」
どうでしたか?
半分以上雰囲気がつかめていたらすばらしい。
悲しいシーンを嬉しいシーンだと思ってしまう位、間違う事もあるかもしれません。
でも大丈夫です。
人間を支配する重要な心理学的法則があります。
「必ず慣れる」という事です。
ですから、大丈夫です(^^
では、私は映画に戻ります。