わたしの映画評はかなり辛口で、というか、とても正直に書くので
「それだから気に入っている」
という人も多いのですけど、その辛口・正直評は、以前メールでやりとりしていた「島さん」という人物のおかげでもあります。
島さんは、わたしのwebサイトに書く映画の話を気に入ってくれて、メールをくれた人物の一人です。
お互いすぐに打ち解けて、いろいろな作品について語りあっていました。
島さんの語る映画評にはとても教えられる事が多くて、私よりもずっと好き嫌いのハッキリしている人でした。
彼は、国際会議などが開催される事前準備でいろいろな国を飛び回っていた人物したが、海外からもよくメールが届いていました。
そのやりとりの中の一つが、スピルバーグ評です。

と書くと、すかさず
「最近作のミュンヘンを観たかい?…どう感じた?」
と聞いてきます。

「スピルバーグのもつユダヤ人の血があの重さを醸し出しているのだと思う」と返すと
「あの女性のスパイの処刑シーンを観たかい?
あんな描き方ができる人物を、ぼくは認めない。
どうして、あのストーリーにあんなシーンを出す
必要性があるんだ!」
きっぱりと言い切る… 憤りと説得力を重ねた言葉でした。

心からまっています。
はじめが長くなりました。
これから書くのは、島さんと語り合った中の一つ
「キャメロン・ディアス評」です。
(2)につづく