2010年12月18日

月が食べられてしまう・・・月食 12月21日夕方

「月が食べられてしまう」と書くと、大好きな「かいじゅうたちのいるところ」を思い浮かべてしまいます。

別に、そういうシーンが出てくる訳ではいないのですけどね。

昔の頃は、月食を、本当に驚いて眺めていたのでしょう。
みるみるうちに月が欠けて行き、また元の姿にもどるのですから。
今は学校で無感動に教えられる事が多いので、
「すばらしいイベント<月食>を見よう」
と思う人は少ないと思います。

でも「月食・日食」はやはり、天体・宇宙を身近に感じる事ができる一大イベントです。
太陽と地球と月とが織り成す壮大な映像を観ることができるからです。

さてその月食が、来週の火曜日12月21日に起こります。
もちろん天気にもよりますけど、日本各地で月食が見られます。
しかも多くの場所で「皆既」となります・・・つまり、月が全部隠れてしまうのです。
ところが、おもしろいことに、わが沖縄は「月食がそろそろ終わるかな、もう終わったかな」という頃に「月の出」を迎えます。
なので、よくて、月食最終段階の欠けた状態が見られるのか見られないのかという微妙な線になります(^^

当日、沖縄の「月の出」の予測時間は17:40。

全国で欠けただろう月が沖縄でも欠けて見られるのか、それとも、月食を終えた形で出てきてくれるのか、たのしみにしているところです。
月食しているのかどうか観るためには、できるだけ早く「月の出」を観ることです。
そのためには、遮るものがない状態、つまり海面から上がってくる月を眺める必要があります。

近くで、そういう場所を探しておくといいですよ。
海が見えればよい、という事ではありません。
月が上る場所が、海面からなのかどうかが大切です。
沖縄は島も多いので、月が、その島の後ろから上ってくる事も十分予測されます。
高い位置からだといいですね。
更に興味のある方は、デジカメでその月を写して、JAXAのサイトに投稿しませんか。
http://edu.jaxa.jp/moon/
全国の月食の様子がそこに集まります。

「全国各地では欠けたのに、沖縄では欠けた月ではなかった」という事になるかもしれませんけど、それはそれで、地球の大きさや、太陽・地球・月の移動距離や時間を感じる事ができるのだと思います。

どっちに転んでもシメタ です。

参考…
時事ドット・コムにはこうあります(抜粋)。
----

21日夕に皆既月食

21日夕、日本の大半の地域で皆既月食が起きる。2007年8月28日以来、約3年ぶり。
天気が良ければ赤銅色の月が見える可能性が高い。
国立天文台によると、月食は太陽と地球、月が一直線に並ぶ現象。
月の一部が地球の陰に入ると部分月食となり、完全に陰に入ると皆既月食となる。
皆既月食でも地球の大気で屈折した赤い光が月に届くため、真っ暗にならず、赤銅色に見える。大気中のちりが少ないとオレンジ色、多いと赤黒くなるという。(2010/12/16-05:18)











-------