2010年12月15日
映画 ロビン・フッド Cクラスのストーリーに一流の映像
巨匠リドリー・スコットの作品を見逃すのはもったいないと、いろんな集まりの隙間をぬって、ロビンフッドを観に行きました。
ストーリーは「つまらない」というのではなくて、ディズニーの絵本に歴史のフリカケをまぶしたような、「どっち側に寄っても今ひとつだな」という流れの中で妙なバランスをとったために、爽快感もハラハラ感もなく、「まあ、そうだよね」的にまとまってしまっています。
それはとても残念な事です。
けれど、映像は「さすがリドリー・スコット!」というようなところが幾つも観られました。
城を攻める場面も、黒澤作品的な迫力を感じさせます。
フランス軍がイギリスに攻め入るところの船のシーンは、「よくぞ撮ってくれた」というような仕上がりになっています。
というような映画の中身に関すること以外に、上映中とても気になって、何度も携帯で調べようと思っては止めた事があります。
ロビン・フッドの義父となるノッティンガムの領主が、リドリー・スコット本人とそっくりなのですよ。
監督と主演以外の予備知識は何も無しででかけた作品なので、
「えっ、監督本人が映画に出たのか・・・チョイ役っていうのはいろんな監督がやるけれど、これだけしっかりした演技をやるっていうのは今まで聞いたことがないな」
「ホントにリドリー・スコット本人なのかなぁ・・・いや、別人かなぁ。でも別人にしては似すぎているよな」
そんな事で終わるまで落ち着きません。
どれくらい似ているかというと・・・
リドリー・スコット監督です。
そして、作品に出てきた領主はその下です。
実際にロビン・フッドを撮影している時の写真です。
パンフによると、義父のウォルター・ロクスリーは、「エクソシスト」に出た神父さんの役をやった人なのですね。
エクソシストっていうと、もう40年くらい前の作品ですよ。
いやー、似ている。
同じくパンフに、リドリー・スコットがシドーに演技指導しているシーン(写真一番下)があったのですけど、もう、どっちがどっちでも一緒だよなっていうカンジですよ(^^
以上