「クレージー・ハート」
で、主人公をニック・ノルティだと勘違いしてしまった話をしたけれど、今朝久しぶりに、ノルティの48 Hrs.を観た。
ニック・ノルティーは、アクがあってとても好きな俳優の一人。
それにしても、もう30年も前の作品なのね。
エディ・マーフィーも映画初出演で、相変わらずあの甲高い声でしゃべっている。でも、言葉の数としてはかなり控えめなのが面白い…きっと監督に「うるさい」とか言われたんだろうな。
DVDのジャケットは失敗だと思う。ちゃらちゃらしたお笑い系の雰囲気さえ感じてしまう。でも中身はシリアスで迫力がある。なにより、ストーリーがしっかりしているのがよい。
脱獄後、警官殺人まで犯した犯人を追って、主人公の刑事ジャク(ニック・ノルティー)が、かつての仲間で刑務所に収容されてるレジー(エディ・マーフィー)の所に情報収集に行く。
レジーは、自分がせしめようと思っ隠してあった金を盗られると直感し、「脱獄犯を捕まえるために協力するから自分も一緒に捜査に加わらせろ」と交渉する。
型破りのジャックは、48時間だけレジーを仮出所させて一緒に殺人犯を追うという感じで話が始まる。もちろん仮出所の書類はジャックの偽装。
迫力があるだけでなく、セリフもけっこういい。
右の写真シーンは、エディーがバーで女性を口説いているところに飛び込んで来たジャックとその女性とのワンシーン。
女性 Hello
ジャック And goodbye.
それだけ。
笑ってしまった。
フレンチ・コネクションもそうだけど、あの頃のカーチェイスはかなり迫力があって、
深夜に犯人の乗ったバスを追うシーンなんか、今の映画よりずっと重厚なシーンになっている。
こういう映画を観るたびに、携帯電話のない頃って犯人追うのも大変だったんだなぁ。
いちいち公衆電話まで行って連絡とったり、伝言メッセージ残して、相手から電話が来るのをまってたり・・・
携帯電話が使われるようになってからの逮捕率と、なかった頃の逮捕率って結構違うのだろう、きっと。
でも、そういう統計って見たことないから、あんまり違わないのかなぁ?
以上