2010年12月25日

windowsの起動が格段に速くなる技&おすすめアプリの紹介

「エバーノート」というフリー・ソフトをご存知でしょうか?
 写真や情報などをいろいろとストックしておいて必要な時に取り出せるソフトです。
フリーで月に60メガずつアップできるのですけど、その数字は一見少なすぎるように思えていて、実は結構十分な量です。


 山を歩いている時に撮った写真を「山 花」とかいうタイトルを付けてエバーノートに送信しておくわけです。
 Jpegだと50キロバイトくらいで十分ですから、二十枚送信しても1メガくらいにしかなりません。文字情報だと1キロバイトくらいである程度はかけます。
 ですから月に60メガというのは結構ありますよね。
 
 エバーノートのすごいところは、写真に入っている文字を自動認識(限界はあるけど)してくれるところです。
 つまりあとで、文字として検索が可能になるのです。


 たとえば◯◯会議でメンバーの連絡先が載った印刷物が配られますね。
 それからいちいち連絡先を自分の携帯に打ち込む作業というのは大変です。
「よく使うはずだ」という事なら、その作業をしても意味はあるのですけど、使うか使わないかわからない電話番号をいちいち打ち込んでいくというのは苦しい。
 そんな時に、カシャリと写真で写す。
 それをエバーノートに送信してストックしておく。


 あとで「◯◯会議の人のメンバーの電話番号知りたいな」
とかいう時に、その写真に写っていただろうキーワードを打ち込むわけですね。
 たとえば「金城」というキーワードとか「はやぶさ」とか打つ。


 すると、エバーノートの自分の部屋にある「金城」とか「はやぶさ」に関係するデータがずらずらと並びます。
 写真の中にその文字が出てきてもリストアップしてくれる。つまり、そうしんしておいた◯◯会議のメンバーの写真も出てくるわけです。


 これはとても便利。


 さて昨日からクリスマス休業で、のんびりしているのですけど、のんびりすると頭の中に「あれやりたい・これやりたい」というものがいろいろ出てきます。

 久々にパソコンのメンテナンスもしてあげなきゃと思って、
「そうそう、エバーノートに<ウィンドウズシステムのゴミを削除して起動を早くする>という技を保存してあったなぁ」と検索してみました。
「ウィンドウズ」という文字で検索すると一発で出てきました。
 目にした時に「これはよさそう」と感じていたのですけど、試してみてびっくりです。
 今まで、クリーナップのソフトなどいろいろ試して来たのですけど、とてもシンプルなこの技はそれらよりも格段上です。私のパソコンで二倍以上、起動速度が速くなったカンジです。※「二倍以上」と書きましたけど、数回使ったカンジではもっと速く感じています
 
 残念ながら出展などは貼りつけられてなくて、たしか出張の時、電車でWebを閲覧中にパパっとエバーノートに送信して置いたものではなかったかな。
 こういう技です。
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Windows XPの起動時の長いディスクアクセスは、Windows Updateの履歴が溜まりすぎていたせいだった?!

 買った当時は電源を入れるとすぐに起動していた私のパソコン。しかし、何年も使い込んでいると起動時にものすごいディスクアクセスが発生し、使えるようになるまでにすごく待たされるようになったのだ。
 もしかしたら、原因は他にもいろいろあるのかも知れないが、私は以下を試してみて、ハッキリわかるくらい効果を感じたので覚書しておこう。今までおこなった軽量化と違い、「明らかに改善した!」と実感できた。

実施前:起動してデスクトップにアイコンが表示されても、数分間はひどいディスクアクセスのせいで使用不能。

実施後:起動したらすぐ使える。

遅くなっていた理由

 Windows Updateの履歴が溜まっていて、Windows開始時にアクセスしにいくせいらしい。私の場合はおよそ100メガのファイルが出来ていた。

 なお、この記事を元に試した皆様によると、Windows Vista、Windows7でも同様の手順で出来るうえ、効果も期待できるようだ。何年も使ったPCの起動がすごい遅いよ!と思う人は試してみるといいんじゃないだろうか。

具体的なやり方

 Windows Updateのサービスを止めてから、c:\windows\SoftwareDistribution\DataStoreの中身を削除し、Windows Updateサービスを再開する。

 一応、細かく手順を書いておこう。

スタートメニュー→コントロールパネルから、「管理ツール」を起動

「管理ツール」から「サービス」を起動

「Automatic Updates」上で右クリックし「停止」を選択


▲サービス名は「自動更新」の場合もあるようだ。Vistaの場合は、Windows update。

エクスプローラなどで、c:\Windows\SoftwareDistribution\DataStore以下のファイル、フォルダをすべて削除

再び「管理ツール」の「サービス」から、「Automatic Updates」上で右クリックし、「開始」を選択

 なお、この手順はマイクロソフトのサポートページに書いてあった。

 参考: http://support.microsoft.com/kb/875560/ja

 すっきりした気分で、今回の覚書を終わる。

追記)

 なお、その後20日くらい使った現在、DataStore.edbのサイズは約32メガ。徐々に増えていくようなので、またいつか消す作業をしないといけない。

 また、履歴を消したからといって、今までのアップデートをしてないことになって、何年分もの更新プログラムをダウンロードする羽目になる、ということはないみたいだ。

 ※文中のパスが誤っていたので修正しました。ご指摘いただいた皆様、ありがとうございました。

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 こんなの読むの苦手という人のために簡単に書くと、この三つの手順です。
①スタートメニュー→コントロールパネルから「管理ツール」を起動
「管理ツール」から「サービス」を起動「Automatic Updates」上で右クリックし「停止」を選択
②エクスプローラなどで、c:\Windows\SoftwareDistribution\DataStore以下のファイル、フォルダをすべて削除 
 ※樹楽庵注※この日本語の使い方は紛らわしいですね…
つまり「DataStore」のフォルダー名そのものは残して、その中にあるファイルは全部消しちゃうという事です
③ ①と同じ手順で「Automatic Updates」上で右クリックし「開始」を選択

という手順です。

 蛇足ですけど、念のため、セキュリティー上の大切な注意を最後に・・・
 こういう事は、私を個人的に知っている人、つまり「これまでいろいろ読んで来て、樹楽庵はいんちきを書くような奴ではない」と知っている人が真似ることです。
 わたしを知らないで、たまたま出会ったこの技を真似たりすると、ウィルスなどのトラブルに巻き込まれちゃうのです。ここが悪意ある人間のサイトで、あなたの個人情報などを盗もうとしている、とかいう可能性があるわけですからね。こういう構えは、インターネットが普及している今日では、身につけておかなくてはいけない基本中の基本になります。

遅れましたが、メリー・クリスマス。
以上