2010年12月31日

映画にのめり込むきっかけになった映画でこの年を終えて次の年を迎えよう The Sounds of Music.

大晦日の掃除や買い物や贈り物などをこなしているとすぐに夜になり、さぁまたDVDを観ようと、買い置きの「第9地区/District 9」のパッケージを開けて観ていた。

アカデミー賞4部門ノミネートで、しかもそのノミネーションに「作品賞」が入っていたので、前から注目していたけれど、観るのは今回がはじめて。

 ロード・オブ・ザ・リングの監督「ピーター・ジャクソン」制作となっているのも気になっていた。

観続けて一時間もしないあたりに
「これは年を越す聖なる時間帯に観るものではないな」
と、消しちゃいました。

だって、やたらグロテスクなシーンが出てくるんだもの。

気をとりなおして、珈琲を点てて、DVDの棚を眺める。

これだ!
The Sound of Music.
 私が映画の魅力にしっかりのめり込むきっかけになった作品。
ちょうど、今日の掃除の時に、並べられた本と本の間から出てきたのもタイミングよし。

さっそくDVD挿入。
オープニングから、すばらしい。
 美しいザルツブルグの山々をどんどん見せてくれる。

  マリア役のジュリー・アンドリュースも魅力的。

これだけ見事な作品がもう45年も前に撮れられていたんだな。

ストーリーもクライムサスペンス的で飽きさせない。
みごとだ。
ちなみに1965年のアカデミー作品賞(もっとも大きな賞)を受賞している。

何か、いい作品ないかなとおもっている皆さん・・・オススメです。

では、来年またお会いしましょう。

樹楽庵式DVD英語学習法のおすすめ作品①

 私のブログの読者の方たちに、英語に興味がある人はけっこういるようで、さっそく数件の問い合わせが来ています。

英語学習におすすめの作品は?
 
という質問です。

まずは

カールじいさんの空飛ぶ家

です。

日本語吹き替え部分がとてもよくできています。

はじめのあたりは言葉はありません。

途中から言葉が出てきますけど、そんなにたっぷりのセリフはありません。

わからないところを無理して訳そうとせずに、「ふーん、そういう意味なのね」くらいで進めていけばよいのです。

わたしは映画+DVDで、すでに四回観ています。
毎回、「ふーん、こう訳するんだ・・・うまいなぁ」の発見がいろいろいあります。

以上

DVD The Untouchables.その2+樹楽庵方式「英語のDVD2ステップ学習」のすすめ

年末の休みに入って、さらに睡眠のバランスが崩れてしまっています。
夜中の三時頃までDVDを観て、バタリと倒れるように眠って起きたら昼になっていました(^^ゞ
ある意味、幸せ。

The Untouchables.
を観終えました。

ショーン・コネリーの後半は良くなかったけど、前半は良かったな。

これだけお金をかけて時代の背景をしっかり撮っているのに、大きな賞は助演男優賞のみというのは、十分納得がいく。
全体としてはアラが目立ちすぎるのです。

デ・ニーロのカポネは、彼だけ目立ち、主演のケビン・コスナーは弱々しすぎる。
全体の演技陣も動きがヘンなところがいっぱいでした。

一部では名場面だと語られている、駅での銃撃シーンも、こうやって落ち着いてみると、何でここでこんなセリフや演技や登場人物が出てくるのさ、という感じになります。

私は最近、ほとんど本は読まずに、DVDを英語字幕で視聴しています。
音声は「日本語吹替」です。
これがもう、薄っぺらい吹き替えが多いんですよ…悲しい。
でも、英語の修行のために我慢して聞いています。
この方法は英語を学ぼうとする映画好きにはおすすめです。

こんなカンジです…
①英語字幕はセリフの始めに出てくるので、そこで画面を止めて(ポーズ)読む
②訳を予想してからポーズを解いて日本語訳を聞く

この2ステップです。
最近は、
3気になる英単語などをweb上で調べてエバーノート(http://kirakuann.blogspot.com/2010/12/windows.html)に貼りつける

というステップも加わっていますけど、そこまではしなくてもよいと思う。

以前、大学の特別講習で「多読」十時間コースを学んだのだけど、あれはひたすら英語の絵本とかペーパーバックとかを辞書など使わずに読んでいくというものだった。それなりに効果が上がっているのだろうから、今も続いていると思うのですけど、映画好きのわたしなら、これはもうひたすら「映画字幕」を読む、という事でよいのです。
料理好きなら英語のレシピをひたすら読むといいのです。

という事で、最後にまた映画の話にもどします。
日本語吹き替えで見ていると、その俳優の言葉はすごく薄っぺらくなってしまうので、演技の巧さや下手さ加減がすごく目立ってきます。
デ・ニーロは、回りがついてこれなかったくらい上手かった。だから、浮いちゃって一人だけ空回りしている様に見えました。
さっき書いた駅での銃撃シーンに登場する重要人物、赤ちゃんを連れて階段を登ろうとする母親、もう観ていてその動きのぎこちなさに困ってしまいます。
樹楽庵流英語学習をしていると、あなたもこんな観方になっちゃうのだと思います(^^

今年もお世話になりました。
みなさんのメールがこのブログを支えてくれています。
お便り、たのしみにしています。

2010年12月30日

映画 The Untouchables アンタッチャブル, さすがショーン・コネリー

手に入れておいたDVD
The Untouchables.
を観ています。

連邦捜査官のエリオット・ネス(ケビン・コスナー)が、アル・カポネ(ロバート・デ・ニーロ)を逮捕するために、信頼できる捜査官数名で活躍する物語です。
なので、原題にあるように「Untouchables」とsがついています。

好きなシーンは、最初の捜査に失敗してシカゴの橋でうなだれているネスと、夜回りのマローン巡査(ショーン・コネリー)が巡りあうところです。
妻からの「あなたが誇りよ」というメッセージをクシャクシャに河に投げ捨てたネスに、
「そんなことをするものではない」と叱るマローン。

このシーンのグレードの高さは、ショーン・コネリーの凄さです。
ケビン・コスナーでは線が細過ぎ。

この映画の格調を高くしたのは、デ・ニーロよりショーン・コネリーの功績が大きいなと思います。

実際、この年、ショーン・コネリーはこの作品でアカデミー助演男優賞を受賞しています。納得のいく受賞者だと思います。

そろそろアカデミー賞の季節がやってきます。
たのしみです。



科学は暗闇を照らす一本のろうそく つづき

前回、科学的な思考の重要性について書くと、幾つかのメールが届きました。
まず書いておかなくてはいけないのは、
科学は暗闇を照らす一本のろうそく
という言葉についてです。


これは私の言葉ではなく、敬愛する「カール・セーガン」の言葉です。
私の大好きな「科学と悪霊を語る」新潮社 にある言葉です。
文庫本として、『人はなぜエセ科学に騙されるのか』というタイトルで再編されましたから、ほしい方はそれを手に入れるといいと思います。
科学的な思考・判断について興味のある方達には、おすすめです。


 さて、ある方がこういうメールをくれました。


 科学では全ては解決できない。
 幽霊はいないかもしれないが、いるかもしれない・・・どちらの可能性もあるではないか。
 だから、ろうそくでそういう世界を照らそうとするのは意味が無いことではないか。


 という内容です。


 そのことについて、科学的な反論をするのではなく、私の注目しているある人物が、「科学的な見方・考え方入門」という自費出版の著書の中でこういう事を書いています。
「どちらの可能性もあるのだから、はっきりさせなくてよいではないか、という考えに対して、どう捉えればよいか」という内容です。


 今回は、それを読んでみて頂けませんか。

-----


 それが真実か偽りか等どうでもよいではないか、という考え方について

これから<科学的な見方や考え方>の話に入っていく前に、まず整理しておかなくてはいけない事があります。
それは「あえて真実か偽りかという事をハッキリさせなくてもいいではないか」という考え方についてです。
別な言葉でいうと、「人間関係を大切にするためには、そういうことをあまり真剣に考えず<イロイロな考えがあるのだ>という事でいいではないか」というような考え方です。
皆さんはどう思いますか?

科学的に怪しい話を前にしても「まあそういう事もあるかもしれないね」という事で適当に話を合わせていた方が<人間的に成長している人の態度だ=大人だ>と言われることがあります。
たとえば「この部屋に霊が見える」という人がいた時に、「科学的には霊の存在はあり得ないのだけどな・・・何かそう見えてしまうような<光の動き>とかがあるのかもしれないね」と語るより、「私には見えないけど、見える人には見えるみたいだよね」という話をした方が“大人”であるし、“人間関係まるく収まる”というような考え方です。
その事について、少しかかせてください。

まず、何をもって「大人の態度だ」と言えるのでしょうか? 
「いろいろな人の考えを受け入れる」人が大人で、「ヘンなものはヘンだ」と言ってしまう人は子どもなのでしょうか?
なるほど、そういう考え方は成り立ちそうな気もします。
ではその考えをすすめて「キリスト教徒はイスラム教徒を受け入れないのだから子どもだ」と言ってよいのか? 
これはかなり怪しいですね。


また、幽霊やUFOの事については「いろいろな考え方を受け入れる事が大人の態度だ」と考えている人でも、“自分の恋人は自分の事もあいつの事も好きだ”なんていうことになると、途端にいろいろな考え方を受け入れなくなってしまいます。

よく考えてみると、人間は<自分がとても大切にしている事>については、「どちらも受け入れる」という態度をとれないのです…自分や身近な人の命の問題に関わってくると、「許容する」なんて話は頭から消えてしまうのが普通なのです。

例えばいつも買い物をしているスーパーの店長さんが訪ねてきて「今まであなたの家族が食べてきたお肉なんだけど、危険な保存料が使われていて発ガン性が高いっていう話があるんです。でも“あまり心配はない”っていう両方の説がありますから気にしないで下さいね」なんて言われて、「どちらの考えもあるんですね・・・よかった、はい了解」なんて穏やかな顔なんてできません。

医者から「おたくの子どもの治療で、間違って違う薬を使い続けていました・・・でも薬なんていうものは偶然に効いちゃうこともあるかもしれないから勘弁してください」なんて言われても許容できない。
自分にとって大切なことについて「まあ、どっちの考えもあるよね」、などという立場には立てない、つまり「いろいろな考え方を認める事ができるのが大人だ」という考え方は怪しいのです。
もしも「どちらでもよいではないか」という考え方があるとしたら、それは<大人か子どもか> という問題ではなくて、その人にとってはある意味「どちらでもよい問題/いいかげんでよい問題」だと考えてみると事も大事だと思います。

あるいはもう一つ。
霊的・スピリチャル的な見方を前にして、いわゆる大人の態度、つまり「あるかもしれないね、ないかもしれないね」という態度でいられる人がいるとしたら、実はその人自身が「そういう霊的な現象もあるのだ」と考えている人なのだという事です。

科学は「霊」の存在を認めません。しかし理科の教師や科学を教えている人たちの中に、霊の存在を否定しない人はたくさんいます。「はじめに」で書いた、九州の理科の教師達が集まった研究会で私が話したのもその事でした。
わたし自身が直接その人から聞いた話なのですけど、「数年前その人が、ある洞窟の石を持って帰って来たら、数日後に頭が痛くなりはじめた。心配して家族に相談し、家族がその石を返しに行くと、数日後に治った」というのです。石に“タタリ”があるのだと信じているわけです。
頭痛はいろいろな原因で起こります。持ってきてはいけないと思って不安になっていたとしたら、それで頭痛が起こる事だってある。そういう可能性はどこかに置き去りにして、頭痛の原因を「石のタタリ」だと思い込んでしまったりする。数日後には自然に治る頭痛はありますし、きっと薬も飲んだかもしれませんから、その効果もあるかもしれないのに、それを「石を返したから」だと考えてしまったりする。
いずれにしても、科学を教えているはずの人が、“石のタタリがあるかもしれない”というように考えているのです。つまりその人間的に大人だという事ではなく、その人自身の科学的な見方考え方がかなり怪しいのです。

はじめの問いかけに戻りましょう。
<人間関係を優先するためには、いろいろな考えを受け入れる事が大切だ>と考える人はたくさんいます。しかし目の前の相手を大切な人だと考えていたら、たとえばその人が怪しい宗教にたくさんのお金をつぎ込もうとしている時に「わたしには理解できないけど、そういう考えもあるよね」という態度をとらずに、「それはやめた方がいい」と真剣に言ってあげたい。
<人間関係を大切にしている>というつもりでいろいろな事を許容しているうちに、相手がどんどんその怪しい宗教にのめり込んで抜き差しならない状況になってしまうかもしれないのです。それは、結果として<大切な相手と真剣につきあっていなかった>ということになりかねないのです。
もちろん人間関係は複雑ですから、いろいろな状況が考えられます。しかし<相反する考えのどちらも受け入れる>という態度は必ずしも大人の態度だというわけではないという事、逆に「その事、その相手を大切にしていない可能性がある」という事も、考えておく必要があるのではないかと思います。

ではどうしたらよいのでしょう?
それは簡単なことではありません。相手が宗教や霊的な世界にのめり込んでいるとしたら、それなりの深い意味があるのでしょう。心に深い苦しみを背負っているのかもしれません。病気に苦しんでいるのかもしれません。子どもの頃に負った深い心のキズが、大人になっても消えずに苦しみ続け、前世や霊的な癒しの世界に入り込んだ人もいるでしょう。あるいは、たまたま宗教を持っている家庭に生まれ、自然にその世界に入り込んだという人もいるでしょう…それは長い歴史をもったものですから簡単にどうこうできるものでもありません。
読み込み中...

簡単なものではないにしても、不可能だという事ではありません。まずあなたが、しっかりと科学的な見方・考え方を身につけてみる事です。そのきっかけに、この本がなれたら幸いです。

霊的な、スピリチャル的な世界にのめり込んでいる人たちの中にも、実は「本当にあの世からメッセージが届くのだろうか? 生まれ変わりが有るのだろうか?」と疑問をもっている人がいます。そして自分自身で変わり始めるきっかけとして、この本を手にしてくれる人たちもいます。
科学的な見方や考え方に立つことができないという人も、この中に記された科学的な見方・考え方を知っていると、いつか何かのきっかけで変わる事ができるのかもしれません。あるいは、科学の見方・考え方と宗教の世界の考え方の両方を知っているおかげで、危機的な状況に陥らずにすむという事もあるかもしれません。

この本を手に取ったあなたが、まず丁寧に読み進めてみていただけるとうれしいです。

2010年12月29日

ものの見方・考え方入門 突然さわがれ始めた問題には気をつけよう 科学は暗闇を照らす一本の確かなロウソク

二十年来の友人と月一で語りあっている。

毎月、あるテーマで語りあうのだけど、今回は「科学」そのものがテーマになった。

 一時期、ダイオキシンが騒がれて、今は殆ど「ダ」の字も見ない聞かなくなった。

地球温暖化問題一色だった頃はとっくに通りすぎた感がある。

新型インフルエンザなどの病原体にヒステリックに反応して、映画館から人がほとんどいなくなったのは、今年の話。

いったい、「科学」とは信頼に足るものなのか?
どっちの主張が正しくて、どっちが間違っているのかを、ただ時間が経つのを待つしかないのか?

そんな事はないのです。

 突然さわがれ始めたものごとがあったとする。
ダイオキシンでもいい、宇宙から飛来する未知の生命体でもいい、ある人物でもいい。
それが突然さわがれ始めたとしたら周りを注意深く見渡す。
そして「大変だ大変だ」と騒いでいる側と反対側の主張が見つかったとしたら「要注意」。
その時には冷静に「それは科学的な統一見解ではないのだ」という見方をする事です。
何らかの意図が後ろにあって騒がれている可能性を選択肢のひとつにしっかり入れておく事。

これまでの事例からして「突然騒がれ始めて、しかも別な見方考え方があるにもかかわらず、一方向の主張ばかりが流れている」としたら、それはほぼ「ある意図で歪曲された事象なのだ」と思ってよいのです。
自分もその騒ぎの片棒を担いだとしたら、のちのち「あれは騒ぎすぎたのだ・・・踊らされたのだ。私が踊って周りの人も踊らせたのだ」という事になるのです。

たとえば「エイズ問題」はどうだったか?

一時期かなりヒステリックに騒がれた歴史がありますね…しかし、あの時に果たして「エイズは大したことはない病気だよ」と語っていた科学者集団・医者集団がいたのだろうか?
いなかった。
研究者達はエイズは世界的取り組みが急務という見解で一致していたのです。
今ではその選択は正しかったという事がわかる。実際に世界レベルではエイズ患者を減らしているのですから。

エイズ問題とはちがって、騒がれた時に、注意深く眺めれば、その事と逆の主張がしっかりと見つかる事がよくあります。

新型インフルエンザが騒がれた時に、「大した事はない」という主張もあったのです。

 地球温暖化はどうか?
ゴア元アメリカ副大統領が脚光を浴びてノーベル平和賞までもらったのは2007年の事。
その頃からすでに、地球温暖化説はおかしいという主張いろいろあったのです。
つまり「科学者集団の統一見解ではなかった」のです。
どうして統一見解でないものに対して、庶民はあれほどヒートアップしていったのか?

人々は騒ぐのが得意なのです…DNAレベルでそうなのです。
マスコミは騒ぎを煽ると商売繁盛なのです。
そのマスコミの後ろにいろいろな意図が働いている事があるのです。

つまり
「突然騒がれ過ぎたら、逆の主張がないか気をつけて眺める・・・見つかった、とりあえずその騒ぎに加担しない!」
という事が大切なのです。

そして科学的な丁寧なぎろんを探ることをおすすめします。
科学は信頼に足るのか足らないのか?
足るのです。
科学こそが暗黒の世界を照らす確かな一本のロウソクなのですから。
しかし、一挙に解決などできません。
真理に辿りつくまではゆっくりゆっくり時間がかかるのです。

ですから真理に辿りつくための議論を、集団ヒステリー的な煽りで崩してしまってはいけない。われわれ大衆は時々そういうことをしてしまいがちなのですから。

これは科学的な議論を別にしても成り立ちそうです。
小沢問題で議員さんたちは騒いでいます。

「国民の七割以上は小沢の説明を求めている」というマスコミのデータもどんどん利用されている。
しかし考えてみてほしい。
「小沢は金の問題について説明する責任があると思いますか? 無いと思いますか?」
と問われたら、ほとんどんの人たちは「あると思います」と答えると思いませんか?

そういう聞き方ではなくて、
「今、国会は小沢問題を追求する事を真っ先にやるべきだと思いますか? それとも年金問題が先だと思いますか? 若者たちの就職問題が先だと思いますか?・・・」と問うとどうでしょう?
本当の国民の殆どが「真っ先に小沢問題だ」というのでしょうか?
私は違うと思う。
小沢問題はどうでもよい、とまでいう人はいなくても、司法も動いてるのだから国会では急務の○○問題があるでしょう、となるのではないか?
なのに、国会議員は揃いも揃って「小沢問題一色」にしか見えません。
困ったことですね。
ここでも

「突然騒がれ過ぎたら、逆の主張がないか気をつけて眺める・・・見つかった、とりあえずその騒ぎに加担しない!」
というのをおすすめします。

2010年12月26日

DVD 羊たちの沈黙 アルティメット・エディッション

電気屋さんに電池を買いにいった。

当然の様にDVDのコーナーを覗く

「羊たちの沈黙」二枚組がアルティメット・エディッション(決定版)として出ている。

一枚組は持っているのだけど、アルティメットっていうからにはかなりすごいのだろう。

買うしかない。

パッケージを開けて視聴。

二枚目の特典版の内容は、すでにもっている一枚版と変わらない。

本編に差があるのかなぁ…

特にない。

え、・・・?

よく調べてみると、音声がDTSかそうでないかの違いだけなんだ。
つまり、ボリュームを大きくして聞くときには差があるだろうけれど、私のように、パソコンでの視聴が多い人には特に違わない。

映像が特に良くなっているようにも見えないし。
映像ならブルー・レイがずっといいはず。

しまった。
失敗だったな。

ま、名作だから幾つか持っていてもいいか。

とか慰めているけれど、特に二枚もつ意味はないよね(^^ゞ


みなさんもお気をつけください。
DVDからブルーレイに移り変わる今日この頃、DVDも手頃価格でたくさん出まわっています。
わたしのように、特に意味のない買い物をしませんように。

というわけで、一枚版の「羊たちの沈黙」まだ二度したプレイヤーに通してないキレイな状態で、ほしい方にプレゼントします。

怖いので女性向けではありません。

しかし、名作だと思います。
私はすでに十回以上観ています。

 

2010年12月25日

DVD 大脱走 原題:The Great Escape

クリスマスはDVDを観るゆとりがあって嬉しい。


買い貯めしてあったDVDのパッケージを解いてワクワクしながら視聴した。


The Great Escape/大脱走」
1963年制作のアメリカ映画。
原題も邦題もしっかりマッチしていて文句はない。


映画好きでこの作品を知らない人はいないと思う。


子どもの頃、ゴールデン洋画劇場という番組があって、何度か観ているのだけど、必ず寝てしまって、最初から最後まで観たことはないのです。


スティーブ・マックイーンは生き残ったか?
あの視力を失った人はどうなったの?
リーダーらしき人が何人もいたけれど、どういう関係だったのかな?
いったい脱走は成功したのか失敗したのか?


断片的な記憶ではっきりしていなかったところが、最後まで通しで観てつかえがとれた感じがした。

それにしても、ずいぶん長回し(シーンを細切れにせずに一気に撮ってしまう事)して撮影してるのに驚いた。
あの頃の映画はたいていそうだったのかもしれないな。

これだけの大作なのにアカデミー賞のノミネートは「編集賞」のみ、しかもそれも逃してしまっている。
きっと、スタッフ全員ショックをうけただろう。
何か特別な理由があったのだろうか。
それほどにあの頃の作品にはすごいものが多かったのだろうか?


スティーブ・マックイーンのオートバイのシーンがとても有名だけれど、わたしは最後のマックイーンの音だけのキャッチボールのシーンがすごく好きだ。


  以上

windowsの起動が格段に速くなる技&おすすめアプリの紹介

「エバーノート」というフリー・ソフトをご存知でしょうか?
 写真や情報などをいろいろとストックしておいて必要な時に取り出せるソフトです。
フリーで月に60メガずつアップできるのですけど、その数字は一見少なすぎるように思えていて、実は結構十分な量です。


 山を歩いている時に撮った写真を「山 花」とかいうタイトルを付けてエバーノートに送信しておくわけです。
 Jpegだと50キロバイトくらいで十分ですから、二十枚送信しても1メガくらいにしかなりません。文字情報だと1キロバイトくらいである程度はかけます。
 ですから月に60メガというのは結構ありますよね。
 
 エバーノートのすごいところは、写真に入っている文字を自動認識(限界はあるけど)してくれるところです。
 つまりあとで、文字として検索が可能になるのです。


 たとえば◯◯会議でメンバーの連絡先が載った印刷物が配られますね。
 それからいちいち連絡先を自分の携帯に打ち込む作業というのは大変です。
「よく使うはずだ」という事なら、その作業をしても意味はあるのですけど、使うか使わないかわからない電話番号をいちいち打ち込んでいくというのは苦しい。
 そんな時に、カシャリと写真で写す。
 それをエバーノートに送信してストックしておく。


 あとで「◯◯会議の人のメンバーの電話番号知りたいな」
とかいう時に、その写真に写っていただろうキーワードを打ち込むわけですね。
 たとえば「金城」というキーワードとか「はやぶさ」とか打つ。


 すると、エバーノートの自分の部屋にある「金城」とか「はやぶさ」に関係するデータがずらずらと並びます。
 写真の中にその文字が出てきてもリストアップしてくれる。つまり、そうしんしておいた◯◯会議のメンバーの写真も出てくるわけです。


 これはとても便利。


 さて昨日からクリスマス休業で、のんびりしているのですけど、のんびりすると頭の中に「あれやりたい・これやりたい」というものがいろいろ出てきます。

 久々にパソコンのメンテナンスもしてあげなきゃと思って、
「そうそう、エバーノートに<ウィンドウズシステムのゴミを削除して起動を早くする>という技を保存してあったなぁ」と検索してみました。
「ウィンドウズ」という文字で検索すると一発で出てきました。
 目にした時に「これはよさそう」と感じていたのですけど、試してみてびっくりです。
 今まで、クリーナップのソフトなどいろいろ試して来たのですけど、とてもシンプルなこの技はそれらよりも格段上です。私のパソコンで二倍以上、起動速度が速くなったカンジです。※「二倍以上」と書きましたけど、数回使ったカンジではもっと速く感じています
 
 残念ながら出展などは貼りつけられてなくて、たしか出張の時、電車でWebを閲覧中にパパっとエバーノートに送信して置いたものではなかったかな。
 こういう技です。
−−−−−−−−
Windows XPの起動時の長いディスクアクセスは、Windows Updateの履歴が溜まりすぎていたせいだった?!

 買った当時は電源を入れるとすぐに起動していた私のパソコン。しかし、何年も使い込んでいると起動時にものすごいディスクアクセスが発生し、使えるようになるまでにすごく待たされるようになったのだ。
 もしかしたら、原因は他にもいろいろあるのかも知れないが、私は以下を試してみて、ハッキリわかるくらい効果を感じたので覚書しておこう。今までおこなった軽量化と違い、「明らかに改善した!」と実感できた。

実施前:起動してデスクトップにアイコンが表示されても、数分間はひどいディスクアクセスのせいで使用不能。

実施後:起動したらすぐ使える。

遅くなっていた理由

 Windows Updateの履歴が溜まっていて、Windows開始時にアクセスしにいくせいらしい。私の場合はおよそ100メガのファイルが出来ていた。

 なお、この記事を元に試した皆様によると、Windows Vista、Windows7でも同様の手順で出来るうえ、効果も期待できるようだ。何年も使ったPCの起動がすごい遅いよ!と思う人は試してみるといいんじゃないだろうか。

具体的なやり方

 Windows Updateのサービスを止めてから、c:\windows\SoftwareDistribution\DataStoreの中身を削除し、Windows Updateサービスを再開する。

 一応、細かく手順を書いておこう。

スタートメニュー→コントロールパネルから、「管理ツール」を起動

「管理ツール」から「サービス」を起動

「Automatic Updates」上で右クリックし「停止」を選択


▲サービス名は「自動更新」の場合もあるようだ。Vistaの場合は、Windows update。

エクスプローラなどで、c:\Windows\SoftwareDistribution\DataStore以下のファイル、フォルダをすべて削除

再び「管理ツール」の「サービス」から、「Automatic Updates」上で右クリックし、「開始」を選択

 なお、この手順はマイクロソフトのサポートページに書いてあった。

 参考: http://support.microsoft.com/kb/875560/ja

 すっきりした気分で、今回の覚書を終わる。

追記)

 なお、その後20日くらい使った現在、DataStore.edbのサイズは約32メガ。徐々に増えていくようなので、またいつか消す作業をしないといけない。

 また、履歴を消したからといって、今までのアップデートをしてないことになって、何年分もの更新プログラムをダウンロードする羽目になる、ということはないみたいだ。

 ※文中のパスが誤っていたので修正しました。ご指摘いただいた皆様、ありがとうございました。

−−−−−−−−

 こんなの読むの苦手という人のために簡単に書くと、この三つの手順です。
①スタートメニュー→コントロールパネルから「管理ツール」を起動
「管理ツール」から「サービス」を起動「Automatic Updates」上で右クリックし「停止」を選択
②エクスプローラなどで、c:\Windows\SoftwareDistribution\DataStore以下のファイル、フォルダをすべて削除 
 ※樹楽庵注※この日本語の使い方は紛らわしいですね…
つまり「DataStore」のフォルダー名そのものは残して、その中にあるファイルは全部消しちゃうという事です
③ ①と同じ手順で「Automatic Updates」上で右クリックし「開始」を選択

という手順です。

 蛇足ですけど、念のため、セキュリティー上の大切な注意を最後に・・・
 こういう事は、私を個人的に知っている人、つまり「これまでいろいろ読んで来て、樹楽庵はいんちきを書くような奴ではない」と知っている人が真似ることです。
 わたしを知らないで、たまたま出会ったこの技を真似たりすると、ウィルスなどのトラブルに巻き込まれちゃうのです。ここが悪意ある人間のサイトで、あなたの個人情報などを盗もうとしている、とかいう可能性があるわけですからね。こういう構えは、インターネットが普及している今日では、身につけておかなくてはいけない基本中の基本になります。

遅れましたが、メリー・クリスマス。
以上

2010年12月22日

「がんばれ」ではなく…

「がんばれ」という言葉は、あまり好きな言葉ではありません。
なので、あまり使わないように気をつけています。
webサイトを覗いていたら、「がんばれ」ではなく別な励ましの言葉が載っていました。
なかなかいいなと思ったので、ピックアップしてみます。

http://www.wakatta-blog.com/7_1.html

からです。


●じっくりいこうよ
●元気だしてね 元気だせよ! ガッツで!
●踏ん張りどころ 踏ん張ってね
●気楽に行こうよ!気楽にね
●ベストを尽くしてね
●楽しんでね
●応援しています

わたしは、最後の「応援しています」という言葉を良く使います。
みなさんはいかがですか?

本気なのか…「お金持ちというのは神に選ばれた人だ」

この師走の忙しい時に、なんともタイミングの悪い集まりを企画する組織があって、行きたくないのに出かけていった。
そして穏やかにハッキリと
「こういう時期にこういう会合を企画するというのはとても困ります。次年度の担当はこういう事をしないように申し送りしてほしい」
という話をして来た。
集まった人たちも、疲れに疲れていて、話は主催者の人だけがしていたのだけど、私の言葉には反応してくれて、そうだよ、その通り、という事で一瞬元気が出ていた(^^

ま、それはよいとして、帰り道、車を走らせながらCDを変えようとしたら、そのチェンジの合間にNHKの「ここに注目」というラジオ番組で、とんでもない事を語る人がいて、本気でびっくりした。
途中の脈絡を掴まないままだったので、ギャグで言っているのかと思ったのだけど、最後まで本気で語っていた。

曰く
「お金持ちとか成功している人達というのは、神様が導いた方達で、つまり神の思し召しがあってそうなっているわけです。
逆に、貧乏したり、困っている人たちというのは、神様のそういう意図でそうなっているわけです。ですから、システムとしてそういう人たちを救済するというのはいかがなものか。神の意図に逆らう事になってしまうと言えないか」

細かい言いようは記憶していないけれど、趣旨はこの通りだった。
おそらく、政府とか地方自治体の貧困救済措置に対する反論なのだろう。

時間は6:40頃で、チャンネルはラジオ第一で間違いない。
さっきNHKの番組表で調べたら、夕方の「わたしも一言 夕方ニュース」の時間帯と重なっている。
そのひとコマに「ここに注目」というコーナーがあるのだろう。

調べてみよう・・・
あった
ここに注目「キリスト教と資本主義」大島 春行 解説委員
ゲスト:大澤 真幸さん(社会学者)
ゲスト:大澤 真幸さん
(社会学者)

それにしても、あんな発言を公共の電波で流していいのだろうか?

どっかのカルト教団の教祖が、カルト信者に語っているようなものにしか聞こえなかった。

言い方を換えると、
「阪神大震災の被災者たちは、神の意図でそうなったわけだから、それを救済保護する事は、神の意志に反することになってしまうではないか。そのまま苦しんでいただこう」
ということになる。
あるいは
「サラ金で大儲けした○○の社長は、神のめがねにかなってそうなっているわけだ。どんどん儲けてもらおうではないか」
ともなる。

わたしの聴き違いだとは思えないけれど、最後の二三分くらいしか聴いていないので、前半の脈絡からすると、特に問題ない発言になるのだろうか?

どうしたNHK。

2010年12月21日

名優 ジョン・グッドマン

なぜか女優に厳しい樹楽庵ですが、男優には気に入りの人がたくさんいる。
ジョン・グッドマンもその一人。

今、ブルース・ブラザーズ2000をみながら英語の勉強中なのだけど、何度見てもいいなと思う。

彼の大きな体は実はしなやかで、ダンスまでこなしてしまう。

このあいだは、
ビッグ・リボウスキ
という、あまり日本人受けはしない作品かもしれないけれど、はちゃめちゃな作品で大笑いした。

彼はもともと、プロのアメフト選手を目指していたのだけど、足を負傷して断念。
俳優として開花しためずらしいタイプの人物なのです。

「オールウェイズ」での山岳消防士の役もとても良かったな。
オードリー・ヘップバーンが天使の役で出ていて感動したのだけど、次によかったのが、ジョン・グッドマンだった。

そうそう、忘れてはいけな作品がある。

すばらしき名作「モンスターズ・インク」。
 その主人公 サリー(大きいモンスター) の声も彼である。

早くアカデミー賞をとってほしいな。



主な出演作品 

月食観測できず…沖縄から

 今日は「月食」が見られる日。
朝からわくわくしつつも、沖縄の天気は「曇り時々雨」。
でももしかすると、雲の切れ間から顔をのぞかせてくれるかもしれないと、宜野座の海岸まで車を走らせました。

防波堤から釣り糸を投げ入れる人たちと談笑しつつ、待つこと三十分。
雲は相変わらず切れず、雨も降りだして、観測終了。

ま、こんな事ってよくあるよね。

各地の仲間たちの観測結果をたのしみにしよう。

各地の月食の様子は、ここに掲載されます。
https://edu.jaxa.jp/moon/list.html

2010年12月20日

林芙美子のパスポート

女性の作家で好きな人の一人に「林芙美子」がいる。

彼女は、わたしの中では抜群にグレードが高い。

「下駄で歩いた巴里」
という作品など、抜群に面白い。

昨日、本屋さんで、林芙美子の本を手に入れた。

先月発刊されたばかりの写真集で、わたしが初めてみる写真ばかりだ。
というか、考えてみるとわたしは林芙美子の顔をよく知らない(^^ゞ

その本の中に林芙美子のパスポートが掲載されていた。

こういう顔の女性、今でもいますよね。

下駄で歩いた巴里、興味のある方はぜひ、十ページくらいでも読んでみませんか。

八十年も前の女性なのに、今の女性以上にイキが良いのです。

わたしはそれまで、「放浪記」という作品が大ヒットして手にしたお金で林芙美子はぶらりと巴里旅行に行ったというように思っていたのですけど、恋する人を追って巴里に行ったのだというのがわかって、少し引いてしまいました(^^ゞ

2010年12月19日

映画 瞳の奥の秘密

友人が、おすすめだと言っていたので、今日、いろいろな用事の合間を縫って映画館へ足を運んだ。

瞳の奥の秘密。

ミステリー&サスペンス。
今年度アカデミー賞外国語映画賞受賞作。

たしかに、進むほどにスリリングで、あきさせなかった。

昨日の睡眠時間は3時間程で、その前日は2時間少しだったのに、寝ないでみることができたな。

ミステリーファンの私からすると、
「どうして酔っぱらいが謎を解くのさ」
とか
「そんな場所で犯人を見つけるなんて無茶でしょ」
とか
「犯人がそんな理由で釈放されるのかよ、アルゼンチン。国の威信にかけてなんとかしてよ」
と、意見要望噴出だったのだけど、全体としては合格。

韓国系のあまりにも濃い人間模様を描き出してエンディングかともおもいきや、ラストはホッとしてうれしかったな。

DVDも出てるので、観るのをおすすめいたします。

結婚式

知人がMビーチのレストランでコック長をしているというので、息子とそこに行った。
美味しかった(^^

特にチャーハンが具たっぷりでよかったな。

満腹して、さあ帰ろうと車に向かう道すがら、チャペルのドアが開いて、結婚式を終えたばかりのカップルが出てきた。

出迎える人が五〜六人くらいしかいなかったので、息子と祝福してあげた。

幸大き事を願う。

2010年12月18日

勝手に種をまく

散歩や山歩きの道すがらなのだけど、前々から思っていたことがある。

この空いてるところに種をまいてみたいなぁ…

「木を植えた人」という本がある。
わたしは実はあまり感動できなかったので、コメントを差し控えてるけれどだけど、その主人公は勝手に山に樹の種を植えていた人だった。

だから、わたしが勝手に植物の種を植えてもいいのではないかな。
花が咲いて虫たちが喜ぶ。
蝶たちが喜ぶ。
すばらしい(^^

もちろん無認可なので、誰かに踏んづけられるかもしれないし、誰かが勝手にもっていくかもしれない。
植えたところがブルで開拓されてしまっているかもしれない。

それはもちろん「よし」なのです。
勝手なのですから。


実は、今日、山を歩いている時に、実行してしまいました。

菜の花の種をまいたのです。

わずか、40cm×40cmほどのスペースです。

そこを耕して、買ってきた土を入れてから巻きました
けっこうあるんですね。
山道の脇とか、倒れた樹の横とか。

いったいどうなるのだろう。
ワクワク、ドキドキ。

山路を歩きながら

「ここにも植えられそう」
「あ、あそこもいいな」

とか考えていると、自分がすごい大地主に思えてきて、すごくたのしかった。

誰も手を付けてない場所をさがす上に、植える事でその土地に被害を与えることは考えられない。
枯れても肥料くらいにはなるし、そういういいかげんな方法でで育つかどうかという実験にもなる、というので、特にマイナスの材料は見つからない。
さらに、「木を植えた男」みたいな環境問題を訴える壮大な精神は持ちあわせていないけれど、散歩のたのしみを増やす事で、国民の健康に寄与する、くらいのプラスも考えられる。
ミクロ的なものなるけれど、CO2削減にもなるよね。

という事で、来週もたのしみに山を歩こうと思っているところなのです。

真似したい方にアドバイス(番号が進むほど重要です)。

1.あくまで邪魔にならない場所をさがすこと

2.無くなってしまうのが当たり前だという気持ちでやること

3.日当たりの事も考えること

4.水の流れがある近くに植えること(毎日水をやりにいくというのはおそらく無理でしょうから)

以上。

月が食べられてしまう・・・月食 12月21日夕方

「月が食べられてしまう」と書くと、大好きな「かいじゅうたちのいるところ」を思い浮かべてしまいます。

別に、そういうシーンが出てくる訳ではいないのですけどね。

昔の頃は、月食を、本当に驚いて眺めていたのでしょう。
みるみるうちに月が欠けて行き、また元の姿にもどるのですから。
今は学校で無感動に教えられる事が多いので、
「すばらしいイベント<月食>を見よう」
と思う人は少ないと思います。

でも「月食・日食」はやはり、天体・宇宙を身近に感じる事ができる一大イベントです。
太陽と地球と月とが織り成す壮大な映像を観ることができるからです。

さてその月食が、来週の火曜日12月21日に起こります。
もちろん天気にもよりますけど、日本各地で月食が見られます。
しかも多くの場所で「皆既」となります・・・つまり、月が全部隠れてしまうのです。
ところが、おもしろいことに、わが沖縄は「月食がそろそろ終わるかな、もう終わったかな」という頃に「月の出」を迎えます。
なので、よくて、月食最終段階の欠けた状態が見られるのか見られないのかという微妙な線になります(^^

当日、沖縄の「月の出」の予測時間は17:40。

全国で欠けただろう月が沖縄でも欠けて見られるのか、それとも、月食を終えた形で出てきてくれるのか、たのしみにしているところです。
月食しているのかどうか観るためには、できるだけ早く「月の出」を観ることです。
そのためには、遮るものがない状態、つまり海面から上がってくる月を眺める必要があります。

近くで、そういう場所を探しておくといいですよ。
海が見えればよい、という事ではありません。
月が上る場所が、海面からなのかどうかが大切です。
沖縄は島も多いので、月が、その島の後ろから上ってくる事も十分予測されます。
高い位置からだといいですね。
更に興味のある方は、デジカメでその月を写して、JAXAのサイトに投稿しませんか。
http://edu.jaxa.jp/moon/
全国の月食の様子がそこに集まります。

「全国各地では欠けたのに、沖縄では欠けた月ではなかった」という事になるかもしれませんけど、それはそれで、地球の大きさや、太陽・地球・月の移動距離や時間を感じる事ができるのだと思います。

どっちに転んでもシメタ です。

参考…
時事ドット・コムにはこうあります(抜粋)。
----

21日夕に皆既月食

21日夕、日本の大半の地域で皆既月食が起きる。2007年8月28日以来、約3年ぶり。
天気が良ければ赤銅色の月が見える可能性が高い。
国立天文台によると、月食は太陽と地球、月が一直線に並ぶ現象。
月の一部が地球の陰に入ると部分月食となり、完全に陰に入ると皆既月食となる。
皆既月食でも地球の大気で屈折した赤い光が月に届くため、真っ暗にならず、赤銅色に見える。大気中のちりが少ないとオレンジ色、多いと赤黒くなるという。(2010/12/16-05:18)











-------






2010年12月17日

師匠と語る

東京から師匠がやってきた事は前の項で紹介したのだけど、実は、会うまで体調の事が心配でならなかった。
やっと顔を見て、まあまあ元気そうだと胸をなでおろした。

7時過ぎまで会議があって、それを終わらせてから師匠の宿泊の那覇市まで飛ばし、午前0時頃まで語り合っていた。

いつもなのだけど、この師匠の弟子でよかったと思う。

宇宙について、たくさん語り合ったあとで、友人からぜひ聞いてくれと頼まれていた、あかつきの話になった。

「ハヤブサの成功のあと、あかつきの成功で、日本が元気度を増すと思っていたから、実はかなりショックをうけているんだよ・・・」

「師匠、もしもですよ、ハヤブサが失敗していて、今回のあかつきの失敗があったとしますよ。
そういう派手な事が成功する事もすばらしいことですけど、もしもそういう事が失敗しても、師匠が日本中を飛び回って子ども達を元気にしている地道な活動が、いつか花開きますよ。
わたしも師匠に影響されて<沖縄から宇宙飛行士を><沖縄に宇宙基地を>と根性据えてやってます。
そういう渋い活動が、いつか花ひらくに決まっているんです。
元気に行きましょうよ(^^」

「キミはほんとにいつも楽観的でいいなぁ(^^ 」

いつも師匠が口にする言葉をまた今回も聞かせてもらった。

宇宙教育の至宝、的川泰宣・・・地球のために長生きしてもらいたい人物。
思わず、肩を抱きしめてしまいました。

2010年12月15日

師匠(的川先生)きたる 

体調崩していながらも、TVや講演や会議で休む間もないわが師匠から、昨日突然電話が来た。

「元気にしてる? 今、沖縄に着いた。
出発前に電話しようと思ってたんだけど、ドタバタしちゃって^_^; 」

「あら、来るのは来週と思ってましたm(_ _)m」

「いやいや、今週今週(^^
久しぶりに会おう」

「光栄ですm(_ _)m ところで的川先生、体調はいかがですか? 声はすっかり元気に聞こえてきますが」

「あー、○状○疹はすっかり治った。大丈夫」

確か先日もTVに出ていて、それを見た友人の話では、たしかに色艶もよかったという話。

さっそく会う手はずを調整。
県の方達との懇親会もあるというので、しかもちょうど私にも参加して欲しいと県からの依頼もあったので、その日に設定。ホントは別な日に設定しようという話をしていたのだけど、師匠の体調を気遣う弟子としては、何日も飲み食いに出歩かせるのは心配。
ゆっくり休める時間を確保してあげなくてはね。

さて、的川先生から尖閣列島の話もいろいろ聞かせていただかなくてはいけない。
とてもたのしみ(^^

映画 ロビン・フッド Cクラスのストーリーに一流の映像



巨匠リドリー・スコットの作品を見逃すのはもったいないと、いろんな集まりの隙間をぬって、ロビンフッドを観に行きました。

ストーリーは「つまらない」というのではなくて、ディズニーの絵本に歴史のフリカケをまぶしたような、「どっち側に寄っても今ひとつだな」という流れの中で妙なバランスをとったために、爽快感もハラハラ感もなく、「まあ、そうだよね」的にまとまってしまっています。
それはとても残念な事です。

けれど、映像は「さすがリドリー・スコット!」というようなところが幾つも観られました。

城を攻める場面も、黒澤作品的な迫力を感じさせます。

フランス軍がイギリスに攻め入るところの船のシーンは、「よくぞ撮ってくれた」というような仕上がりになっています。


というような映画の中身に関すること以外に、上映中とても気になって、何度も携帯で調べようと思っては止めた事があります。

ロビン・フッドの義父となるノッティンガムの領主が、リドリー・スコット本人とそっくりなのですよ。

監督と主演以外の予備知識は何も無しででかけた作品なので、
「えっ、監督本人が映画に出たのか・・・チョイ役っていうのはいろんな監督がやるけれど、これだけしっかりした演技をやるっていうのは今まで聞いたことがないな」

「ホントにリドリー・スコット本人なのかなぁ・・・いや、別人かなぁ。でも別人にしては似すぎているよな」

そんな事で終わるまで落ち着きません。

どれくらい似ているかというと・・・

リドリー・スコット監督です。

そして、作品に出てきた領主はその下です。

実際にロビン・フッドを撮影している時の写真です。

パンフによると、義父のウォルター・ロクスリーは、「エクソシスト」に出た神父さんの役をやった人なのですね。

エクソシストっていうと、もう40年くらい前の作品ですよ。

いやー、似ている。

同じくパンフに、リドリー・スコットがシドーに演技指導しているシーン(写真一番下)があったのですけど、もう、どっちがどっちでも一緒だよなっていうカンジですよ(^^

以上