2007年9月2日

Movies // ベクシル 日本鎖国

最近みた映画その2です。



ジャンル問わず観る私ですけど、ドラえもんはチョットね、というフィルターはかかっています。



ドラえもんが良い悪い、という事ではなく、私の趣味から外れるということです。


ドラえもんにも「おばあちゃんの思い出」という名作があるのだそうで、私の友人はよく「みなよ」と言ってくるのですけど、残念ながらみてません。





同じアニメですけど、「ベクシル」は観たくてしょうがなかった作品です。


AKIRAを超えた とか


 甲殻機動隊 を超えた とか騒がれているようですけど、


私の見立てでは、「超えてないよ」です。


でもおもしろいですよ、アニメ・ファンは観るべくして観る。





いつものごとく予備知識なしで飛び込む私なので、


日本鎖国、というタイトルに、何の事やら、という感じだったんですけど、


けっこう「ありだよな」と思わせる展開でした。


科学技術が進み、手を出してはいけない領域にまで日本企業が手を伸ばし始めるんです・・・生命倫理に関わるところまでね。


周りの国々からの圧力に逆ギレした日本は、海外からの入国を電磁技術的にシャット・アウトしちゃいます。


日本の製品を売り込む時に海外に出て行くだけなんですね。


電磁フィルターをかけるので、衛星からも画像が映し出せないんです。





その電磁鎖国した日本にアメリカの特殊部隊が潜り込む・・・さて、鎖国されている日本の姿は?


「ベクシル」っていうのは、その潜り込む特殊部隊の先頭を切る隊員の名前です・・・ちなみに女性。





こういう映画をみると、「イノセンス」の押井守のすごさを思います。


あれは越せない・・・全体のグレードが違い過ぎると思います。


彼は、今なにをしているのでしょう。


離婚したのだと風の噂で聞きましたけど・・・



それにしても、甲殻機動隊を超えた、とかいう噂ははやく消しちゃった方がいいけどな。
そういう大それたセリフを言うと、自分が傷ついちゃうと思うんだけどな。
今回は辛口でした(^^ゞ

Movies/ A Good Year. 邦題 プロバンスの贈りもの

突然の雷で、仕事がひとつ減ったので、何人かの方たちから「もう書かないの?」というメールがとどしている、このブログを開いています。
書きたくてしかたないんだけど・・・

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忙しくしていても、三時間くらいの隙間はみつかるもので、ここ数日で映画を数本観ています。



いちばん新しいのが、リドリー・スコット(名作「エイリアン」の監督さん)の



A Good Year(すばらしき年). 邦題は「プロバンスの贈りもの」



です。






わたし的には好きな作品です。


フランスのプロバンスの景色を見たくて入ったような作品で、監督も出演している人たちも何も知らずに時間を少し過ぎて飛び込んだのですけど、「あたり」でした(^^


リドリー・スコットさん、最近なかなかいいのを撮ってないんです。


作品をとってないわけではなくて、大きな賞をねらった作品を撮ってはいるんですけど「これぞ」というのがないんです。





この「A Good Year」は肩の力を抜いた作品で、大作ではぜんぜんないけれど、わたし的にはおすすめしたいなぁ、って思えます。


おともだちの皆さん、観てね。





生き馬の目を抜くような株式相場の世界で生きる有能なディーラー「ラッセル・クロウ」が、遺産相続の手続きにと一日寄ったフランスのプロバンスでの大人の恋のものがたりです。


大人の恋なのですけど、ぎこちなくて、いい感じ(^^
出てくる料理も、テーブルのデコレートも雑に見えていて、実はけっこういいかんじ。