2009年10月5日

映画「南極料理人」

映画「南極料理人」が公開されるというので、封切り一番に行きました。
午前中にダイビングに行って、上映時間に間に合わせて駆け付けたわけですけど、朝から食事をとる時間がなくて、映画館の1Fで珈琲とちょいとしたものを買って入ったら、席はほぼ埋まっていた。
何があったんだろう、もしかして、監督の舞台挨拶とかでもあったのかな。
それにしても、桜坂の珈琲とか食べ物、も少し努力してもらえないかなぁ。
いい映画みながらだと、それなりにおいしいものを口にしたくなるんだけど、まず珈琲がいけない。
前、息子と観に行ったときに、息子が運んできてくれた珈琲を呑んで、何かの間違いかとおもったくらいでした・・・
は、おいといて、南極料理人の話。
エッセイはすでに読んでいるのですけど、さすがに映像化されると、さらによい(^^
ロケは南極ではなく北海道だという事ですけど、南極の雰囲気はしっかりでていてよい(^^
わたしは脇役の「きたろう」を高く買っていて、その雰囲気もまあまあ。
でも正直のところ、きたろうのよい味は、そんなには活かせて無くて、ドクターの豊原効輔がよかった。
政治がらみで逮捕された「佐藤優」が独房にいた時に「食事の時間がなんとうれしかったことか」と書いていたのですけど、やはり人間って、食べ物が大事なんですよね。
特におおいなる感動があるわけではなく、南極越冬隊の7人のとりとめのない日常が描かれているのですけど、日本映画のまあまあよい味を出しています。
6.8点…時間の有る方はぜひどうぞ。

2009年9月15日

映画「大統領暗殺」

久々に書いています。
もうどのくらいぶりなんだろう(^^;
気づいてみたらいろいろな仕事が落ち着き、自分の趣味に使える時間もゆっくり増えてきています。
小説では「金城一紀」のおもしろさを発見して、一日一冊のペースで読み、DVDもまた見始めているところです。
今日観たのが「大統領暗殺」という作品。邦題が「ブッシュ暗殺」だったのが、某所から圧力がかかってそのタイトルに落ち着いたとの事。
2006年のトロント国際映画祭では国際批評家賞を受賞したイギリスの作品です。
最初に流れるクレジットがなかったら、これが事実を追ったドキュメンタリーだと勘違いしてしまう人もいるかもしれません。とてもよくできています。
もちろんジョージ・ブッシュは暗殺されませんでしたから、事実とは違うわけですけど、それにしてもよく描かれています。
本人たちが出てくるんだもの。
ブッシュが暗殺されて、副大統領のチェイニーが大統領に就任するのだけど、ああいうタイミングのシーンをどっから拾ってきたんだろう。
この監督さん、ただものではありません。
それにしても、こういう作品を上映できるというのも、平和な国家なのかのリトマス試験紙かもしれません。
アメリカでは当初500以上の映画館で公開される予定が、政治的な圧力で数十に減っちゃったといいます。
日本ではいつ公開されたんだろう。
タイトルがあまりにもつまらないので、新聞で目にしていたけど足をはこばなかったんだろうな。
映画の持つ力を、また少し発見してうれしい今日この頃です(^^