2011年11月19日

ベートーベンと珈琲 クラシックを聴いていて / 英文 英語

土曜日の朝は、なんとなくボーッとしています、と書き出して、
いや、いつも朝は弱いよなぁ、と独り言(・o・)

直した「テレビなう(アプリhttp://tv-now.jp/desktop/)」でクラシックを聴きながら珈琲を飲んでいると、べェートーヴェンの重厚な曲が流れてきました。

音楽好きや珈琲好きの方達には常識的なのでしょうか? 知らないのですけど、いつもの様に修行で手近な英文を読んでいる時、こんな文章が出て来ました。とても面白かったので、記録に残してありました。

英語をそのまま読んでみたい方のために書き抜いてみます。
後でわたしの訳文を載せます…興味のある方はまずこの文章で内容を味わってみてください。

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The musical genius Beethoven was a coffee lover.
He was also very particular about food.
He limited his food and he drank only wine, mineral water, and coffee.
He said to his servants, "You must make my coffee with exactly sixty coffee beans." Then, he counted the beans one by one.
I hear that the only thing he had for breakfast was his cup of coffee. 
I wonder if Beethoven's bitter expression was due to his coffee habit.



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訳文付き 樹楽庵イメージ訳です(試験のような厳密な訳ではありません)


The musical genius Beethoven was a coffee lover.
音楽の天才ベートーベンは珈琲の愛好家でした.
He was also very particular about food.
彼はまた、異常なほど食べ物にこだわる人間でした。
He limited his food and he drank only wine, mineral water, and coffee.
彼は限られた食べ物しか口にせず、飲み物はワインと湧き水、それから珈琲だけでした。
He said to his servants, "You must make my coffee with exactly sixty coffee beans." 
彼は召使いに「私の珈琲をつくる時にはちょうど60粒の豆を使うように」と命じていました。
Then, he counted the beans one by one.
そしてその後、彼は自分の豆を一粒一粒数えたのです。
I hear that the only thing he had for breakfast was his cup of coffee. 
私がきいたところによれば、一杯の珈琲が彼の朝食だったという事です。
I wonder if Beethoven's bitter expression was due to his coffee habit.
ベートーベンの厳しい表情は、彼の珈琲をとる習慣によるものかもしれません.
※原書の訳文では「もしかしたら彼のにがい表情は、これのコーヒーを飲む習慣のせいだったのかもしれない」

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この英文はそのまま面白く読めました。
ベートーベンが珈琲好きだったという事、それから勝手になのか、教師に間違った情報を教えられたからなのか(きっと後者だと思うのですけど)、貧乏生活をしていたと思っていたベートーベンに召使いが居たというのもおどろきでした。

最後の一文、このエッセイを書いた人の意見に対しては意義ありです(^^
ベートーベンが珈琲の粒を召使いに数えさせる程の珈琲好きだという事以上に、言った通り使っているかを自分でも数え直す程の潔癖さは普通ではありません 。彼の表情は、その異常な執着心と潔癖さによるものなのでしょう。

ちなみにわたしは彼の全ての曲を聴いているわけではありませんが、彼が生み出した曲を名曲だと考えつつも、CDを買ってまで聴こうという気にはなれません。ただ、交響曲第6番ヘ長調作品68「田園」は、好きな方です。