2011年10月7日

憧れのスティーブ・ジョブズ逝く


今朝、訃報に接して涙した。
著名人では、なかなか好きな人物がいないのだけど、ジョブスだけは別格で、彼の型破りの生き方が大好きだった。


 彼の大好きなエピソードはたくさんある。
 一つは、彼が友と最初に開発したパソコン「アップル」が、あまりにもすばらしい出来なので、いろいろなところに出向いて交渉に入った時のはなし。
 どうにか店舗においてもらおうと、いろんな店に足を運ぶ。
 けれど、髪はボサボサ、ジーパンは穴が空いてボロボロ、まるで浮浪者のような姿形にほとんどの店のオーナーたちは、目も合わさなかったという。


 最初にアップルと契約をした人の話で笑ったのだけど、ジョブスは、ボロボロの格好だけではなくて、下を見ると裸足だったのだと言うのですよ(^^
 そんな人物が突然やってきて
「革命的なコンピュータができた・・・店においてくれないか」
と話しても、普通相手にしないよね。

 私は彼のプレゼンテーションが大好きだ。
 日本の中で一番彼のプレゼンテーションを評価しているという自信はないけれど、少なくとも沖縄では私が最も彼を評価して、彼に近づきたいと考えている人物だと勝手に思っている。
 日本にいたら、飛んでいって弟子にしてほしいと何度でも頼んだだろう。


私はこれまで、いろいろな人達のプレゼンテーションを何百も見て聞いてきたけれど、かなり多くが、時間内に言いたいことを言おうと何度も練習した後の、「生きてない」言葉だった。あるいは、
納得できない強引な流れだった。
ジョブスは、前にいる聴衆の雰囲気を肌で感じながら語る。
とにかく、前にいる人達の雰囲気を感じ取って語るのだ。
だから、死んだ言葉はひとつも見つからない。

彼はマイクロソフトのビル・ゲイツのように、高みに立とうとしない。
格好も、街行く人の扮装。
そして、洗練された話術を繰り出すわけでもない。
普通の口調で、語りかけてくるのだ。
ただし、彼の前にいる大衆の息吹を肌で感じながら語るのだ。
iphoneの発表の時のスピーチは大好きで何度聴いただろう・・・
時間のない人は、この6分少し前あたりから聞いてみて欲しい。
そして、その凄さを感じない人は、おそらく、私のこの文章は駄文になるので、もうここで読むのをやめる事をおすすめする。




彼が逝った事は、とても悲しいけれど、「どっちに転んでもシメタをさがしだせ!」を座右の銘とする私は、彼の死を「彼の伝説の始まり」としたい。

彼は育て上げたアップルを追放され、返り咲き、世界に冠たる製品をいくつも送り出した。
だけでなく、私の大好きな映画の世界でも革命的な作品を世に投げ出した・・・ピクサーは彼が創った会社なのです。
カールじいさんの空飛ぶ家 も
トイ・ストーリー も
モンスターズ・インク も
ファインディング・ニモ も
ピクサーが世に送り出したのです。

このブログの読者で、パソコンの購入を検討している方は、だまされたと思って
MacBookAir
を手にして欲しいと心から思います。
ジョブズが右手で抱えている機種です。

わたしはこれまで自分用のパソコンを30台ほど使ってきました。
職場で手にするものを含めたら60台くらいになるでしょう。
その中で自信を持って「現行の最高機種」だと保証します。

教育関係者、学生は81000円くらいから手に入ります。

ジョブスに感謝。

今日は、彼に感謝して、寝ずに彼の動画を観ようと思っています。