2011年10月17日

統計入門 乳がん 続き①

反響が結構あります・・・

眠気のせいで足りないところがあったようなので、追加です。

国立がんセンターが、生涯でどのくらい「癌になって死ぬ率」が高いかを予測してくれています。
一番新しいデータです。










































これによると、乳がんで死亡するリスクは、全生涯で1%です。

すべてのガンによる死亡リスクをまとめると、男性26%、女性16%です。

しかし考えてみると平均寿命はそれほど低くなってはいませんね。
ガン増加によって平均寿命が下がったという議論は耳にしません。
平均寿命ほど生きてガンになって幕を閉じるというパターンも十分想定されるのです。

このがんセンターの統計では、「○歳の人が、○年後にガンになる確率」というのも算出されています。
興味のある方は覗いてみてください。

上のサイトです。

例えば50歳の人が十年後にガンにかかる確率は1%です。
20年後は4%、30年後は17%です。

つまり平均寿命まで生きてガンで幕を閉じるということが多いわけです。

いずれにしても、四人に一人は乳がんになるという数字に踊らされて、不安を抱えて日々を過ごすなんてあまりにももったいないことです。

こういう状況が、医者も患者も一緒になって、「がんもどき」に振り回されて、安全のために切除するなんてことが起こったら大変です。
※巷のにはそういう「がんもどき」で大変な状況になっている事を告発した本や雑誌の記事ももあるようです


タバコを止めるとか、ウォーキングをするとか、健康な体をつくることの方が、たのしい人生のコツなのでしょう。