2010年5月7日

好きな唄 デイドリーム・ビリーバー & M

忌野清志郎が去って一年がたったなぁ。
去ってから、清志郎の凄さを知る事になったのは残念ではあるけれど、少なくとも知る事が出来たのは幸いだった。
清志郎の告別式が、まるでパーティー会場のようだったという事も風の噂でしった。
 YouTubeで、会場外に流れ出てくる音楽やアナウンス、弔辞を聞いたけど、確かにパーティーのような盛り上がりだった。

清志郎は今更言うのも何なのだけど、すごく才能豊かな人だった。
わたしが大好きな「デイドリーム・ビリーバー」という曲も、モンキーズの原曲とはまるで違う歌詞になっている。


 デイドリーム・ビリーバー
    原曲The Monkees「Daydream Believer」
    忌野清志郎 新訳 


もう今は 彼女はどこにもいない
朝はやく 目覚ましがなっても
そういつも 彼女とくらしてきたよ
ケンカしたり 仲直りしたり


ずっと夢を見て 安心してた
僕は Day Dream Beiliever そんで
彼女は クイーン


でも それは 遠い遠い思い出
日がくれて テーブルにすわっても
Ah 今は彼女 写真の中で
やさしい目で 僕に微笑む


ずっと夢を見て 幸せだったな
僕は Day Dream Beiliever そんで
彼女は クイーン




ずっと夢を見て いまもみてる
僕は Day Dream Beiliever そんで
彼女は クイーン


ずっと夢見させてくれてありがとう
僕は Day Dream Beiliever そんで
彼女は クイーン



もう一つの名曲、「M」。
カラオケに行くと、キーも合わないのに歌ったりする・・・
Mは女性から男性へ 
そしてデイドリーム・ビリーバーは逆に男性から女性へ捧げたすばらしい曲。
その意味でわたしは表裏一体のように感じている。




M  作詞:富田京子  作曲:奥居香

いつも一緒にいたかった となりで笑ってたかった
季節はまた変るのに 心だけ立ち止まったまま
あなたのいない右側に 少しは慣れたつもりでいたのに
どうしてこんなに涙が出るの
もう叶わない想いなら あなたを忘れる勇気だけ欲しいよ
You are only in my fantasy
今でも覚えている あなたの言葉 肩の向こうに見えた景色さえも So once again
Leavin' for the place without your love
星が森へ帰るように 自然に消えて ちいさな仕草も はしゃいだあの時の私も
いつも一緒にいたかった となりで笑ってたかった
季節はまた変るのに 心だけ立ち止まったまま

出会った秋の写真には はにかんだ笑顔 ただ嬉しくて
こんな日がくると思わなかった
瞬きもしないで あなたを胸にやきつけてた 恋しくて
You are only in my fantasy
あなたの声 聞きたくて 消せないアドレスMのページを指でたどってるだけ So once again
Leavin'for the place without your love
夢見て目が醒めた 黒いジャケット 後ろ姿が誰かと見えなくなっていく So once again
You are only in my fantasy
星が森へ帰るように自然に消えて ちいさな仕草も
いつまでも あなたしか見えない 私も・・・


「M」で一番好きなところは
「星が森へ帰るように・・・」というフレーズ。
芭蕉の「岩にしみいる蝉の声」という表現の凄さに近いものだと思っている。