2010年5月15日

チマキ(粽)探検隊 その1


わたしの親しい知り合いも殆ど知らないと思うのだけど、わたしはチマキ(粽)に一方ならぬ思いがあります・・・思いだけでなく、理想のチマキを求めて、今までたくさん食べても来ました・・・なので勝手に「チマキ探検隊」を名乗っています。
 
3才~小学校二年生あたりまでだと記憶しているのですけど、母親の友人(台湾の方)が作ってくれる本格的でとても美味しいちまきをよく食べていました。
以来、その本格的な「ちまき」に出逢えないのです。
去っていった恋人を探すかのように「チマキ」を見るとたいていフラフラと寄っていきます。しかし、どのチマキも、わたしの求めているチマキではありません・・・
冷凍食品の中には殆どわたしの求めていた味には出逢えません。
出逢えない日々が積もり、想いも募って、とうとうちまき探検隊と名乗るようになったのです・・・隊とながつくからには仲間がいなくてはいけません。今のところわたしの息子を勝手に隊員にしています。
どなたか、世界に一つのこの「隊」に参加してくれる方がいたら、ぜひ一緒にやりましょう(^^
やることは、周りにある「ちまき」を食べて、おいしいちまきに出逢えたら連絡する、というだけです。
「ちまき」は元々、中国から来た食べ物です・・・中国では「ツォン」といいます。
日本で「ちまき」と呼ぶのは、「ちがや」という植物の葉で巻いた食べ物ものだからです。
右の写真のようなひょろ長のおもちのようなものは、わたしのイメージしているちまきではありません・・・残念ながら、それは私にとって単なる「おもち」です。
日本のちまきには、時々、あんこが入っているものがあったりしてびっくりします。

日本のチマキをイメージしている人には、「中華ちまき」というとわかりやすいかもしれません・・・元祖中国のチマキが、わたしの求めているチマキです。
実はつい最近、この五月の連休に劔岳を見に旅した時、少しだけ私の求めているチマキに出逢えたのです・・・この右の写真がそれです。一個で400円もしました。
出逢ったのは神戸三ノ宮にある南京町。
たくさんの店が軒を並べている中で、「チマキ」の文字がちらりと見えて、お腹はすいていないのに、食べてみました。
そうそう、こんなカンジの味だった(^^
周りを見ると、けっこうチマキを扱っているんです。
その中で、台湾の味を守っているという清水さんが屋台を出していて、その人のところでまた食べたら、さらに私の記憶にある味に近づいた(^^
清水さんと話してみると、どうも台湾でも地方によって味付けが異なるらしい・・・
以前、海外を旅した時に何度か台湾で飛行機を乗り継いだので、待ち時間を利用して何度かチマキを食べたんですけど、今回のような味ではなかったよなぁ。
チマキ、奥深し。