2010年9月27日

一日何食がよいのか?

前から考えていることで、きっと本や週刊誌なんかで同じ事を誰かが言ってくれるのだろうと思っていたのだけど、なかなか他の人たちが言ってくれません。


なので、ここに書いておこうかなと思います。

生活習慣病が増えたとか、糖尿病患者が増えたとか、予備軍がものすごいとか、コレステロールの高い人がたくさんいるとか、いろいろな情報に脅迫されている現代人、つまり我々。

それと並行して叫ばれているのが
「規則正しい食生活を」
というキャンペーン。

「食育」という言葉まで出来て、そのインストラクター資格まで出てきて、商売の一つにもなってしまっています。

わたしは前々から、この二つの事が<どっちも大事だ>というように語られている事に矛盾を感じてしまいます・・・

そもそも一日三食しっかり食べましょう、っていうキャンペーンそのものの科学的信憑性をわたしは疑ってしまうのです。

だって、「糖尿病患者が増えて来た」とか「動脈硬化が増えてきた」とか、「メタボリック症候群」という名前までつけてポッチャリ型の人たちを差別している現象があるという事は、つまり
「摂取カロリー過剰」
という現状があると言ってよいわけですよね。
カロリーだけではない、とごまかそうとする専門家もいるけれど、「カロリー摂取過剰と深い関わりがある」という事までは否定できないはずです。

するとですよ、一日の摂取カロリーを減らす、つまり毎日毎日三食ずつしっかり食べなくて、朝を抜くとかした方がよい人たちがたくさんいるのではないかな。
 何年かすると、「一日二食の方が健康によい」という事になるのではないかな、と予想したりしています。
そもそも、三食しっかり食べた上に、お菓子なども食べるから、カロリー摂取過剰に拍車がかかることになるわけです。

現代人はカロリー摂取過剰だという事は、よく考えれば分かる事なのに、食育とか言って、一日三食しっかり食べなきゃいけない、という矛盾したキャンペーンが起こるのは、つまり
「第一次産業を守る」
という意図があるのではないのか?

 早寝早起き「朝ご飯」って言って、必ず朝ご飯を食べてから登校させようという運動も、表面からは見えないけれど、その事と連動していると思うのです。
朝ご飯を食べないと頭の回転が・・・、っていうけれど、ほんとうにそういう科学的なデータ、断言できるデータはみたことがありません。
アンケートなどで、「朝ご飯を食べていない子は授業中眠いという子が多いです」というような考察があるくらいです。
 もしかして、科学的な結果が出ているとしても、少しそれを疑ってみる見方も必要だと思います。
タバコは生産的活動にマイナスっていう結果を見たことがあるのですけど、それだって、アメリカのかなり大きな研究では、逆の結果が出ていたりしています。
はじめっからそれを悪者にしようとして出す結果というものも多いのです。

 話を戻して、三食しっかり食べましょう、って言うのなら、メタボはがまんしなきゃいけない人たちがたくさんいるわけです。
逆に、メタボや生活習慣病、糖尿病患者増加を食い止めたりする為には、三食しっかり食べていてはいけないのではないのかな?

 「健康」に視点をあてれば、現代の日本では「いかに総カロリー摂取量を減らすか」という事が重用課題なのだ、そんな事を考えています。