2010年4月29日

小説の話を 宮部みゆき 伊坂幸太郎

少しの間、旅に出るので、ブログを買いとこ。

仕事仲間に「本友(ほんとも)」と呼ぶ人が数人いて、時折、最近読んでいる本の話で盛り上がった。

 私のこの頃のお勧めは「伊坂幸太郎」だと語ると、わたしの友人は「まだ読んでない」と言う。
映画で「ゴールデン・スランバー」というのが去年だか公開されてたけど、あれも伊坂幸太郎なのです。

その映画をわたしは観てないけれど、きっと面白かったと思う。伊坂幸太郎のその小説は、まるで映画を観ているかのように読ませてくれたから。映像も目に浮かぶし、登場人物達の心の動きも小気味よく伝わってくる。併せて、ストーリー展開が上手いのよ。

友人に「そのゴールデン・スランバーっていうのは、どういう意味?」と聞かれても、うまく思い出せなかったけど、調べるとビートルズの曲のタイトルで、「黄金のまどろみ」って訳されていた。

 彼の作品は幾つか読んでいるけれど、お勧めとしては2コースあるんです。
まず「ゴールデン・スランバー」のようなある意味、現実味ある作品たち・・・『グラスホッパー』などもよかった。

それと、村上春樹のような不思議な世界に連れてってくれる「オーデュポンの祈り」のような作品たち。

わたしが最初に手にしたのが「このオーデュポンの祈り」。
「目覚めたら、日本なのだけど地図にない、百年以上隔離された秘密の島にオレは居た」というような「ムチャな展開だねぇ・・・」というパタン。冷めながら読み進めていたのだけど、面白かった(^^
ストーリーがしっかりしているというのは、やすりすごくよい。


もう一度わたしの本友(ほんとも)の話に移る。
彼が面白いことを言っていた。
 
「宮部みゆきっていうのは、すごくいい人に違いない!」
「何で(・o・)?」
「彼女の作品は殆ど読んで来たのだけど、悲惨な犯罪に巻き込まれる被害者達の言葉をみていると、これは心がとてもきれいな人にしかかけないセリフだな、というのがいくつもあるのさ」

私が日本のミステリーで4本の指に入れる傑作に、宮部みゆきの「模倣犯」がある。わたしの本友は、その中の、豆腐屋のおじいちゃんのセリフを取り上げていた。わたしは細かい展開が思い出せないけれど、きっといい事言っていたのだと思う(右の写真が宮部みゆき)。

現在、私の部屋は、本にあふれてすごいことになってます。 
なので、ここに取り上げた「ゴールデン・スランバー」と「オーデュポンの祈り」、売ります・・・各100円。
                売れしました
私を個人的に知っている人で、「ゆずってくれ」と言う方がいたらメールをください(kiraku21@gmail.com)。もちろん、探すのに少々時間がかかるので、すぐほしい、という要望には応えられない事多々。

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