2011年1月2日

仮説実験授業とは何か?

タイトルのリードの部分に
「仮説実験授業」と銘打っているのに、それについては殆ど書いていない事を友人に指摘され、そうだなと素直に反省。
自分にとって仮説実験授業は、とても親密な付き合いなので、特に書くほどのことはないと思ってもいたかもしれません。

仮説実験授業については、web上でもいろいろと語られているのですけど、もっともおすすめしたいのは 仮説社刊「たのしい授業のABC」という本を購入することです。仮説社の方達はとてもフレンドリーで、電話すればすぐ送ってくれます。
http://www.kasetu.co.jp/q_and_a/index.html

それを読んでもらえればあら方わかるのですけど、授業を実践している私のイメージで語れば
「科学上の原理・法則・基本的イメージを、科学者たちの立ててきた選択肢を元に、発見と失敗の歴史を追体験しながら、たのしく身につけていく授業」
という事ができます。
子どもたちも教師自身もとにかく「たのしく賢く」なってしまいます。
ほんとです。

仮説実験授業を世界で初めて具現化・体系化したのは板倉研究室室長 板倉聖宣です。
彼は科学の歴史を研究する中から、自然現象に対して、選択肢を元にした<予想>をもって目的意識的に問いかける事によって<真理>が発見されていくことを明らかにし、それを授業化した偉大なる人物です。
まだ健在で現在80才…知の巨塔としての活動は衰えを見せません。

 
 仮説実験授業の財産は「授業」だけではありません。
 その哲学・発想法・組織論も科学を元にした見事な成果として誇るべきものだと私はおもっています。


これから仮説実験授業の事も語っていければとおもっています。
たのしみにしていて下さい。