2011年1月10日

映画 雨に唄えば 原題Singin' in the Rain DVD

ずいぶん前に買っておいたDVD「雨に唄えば」のパッケージをやっと開きました。
1957年公開の米映画です。
この写真や、下のサイトにある歌のシーンなど、多くの人が知っている作品だと思います。
http://www.youtube.com/watch?v=WttNlbaECDY&feature=related


有名すぎる程有名なのですけど、映画好きの私もまだ観たことがありませんでしたから、きっと、多くの人がまだなんでしょう。

正直に書きましょう。
「一生のうちには観たほうがよい作品の一つ」です。
ミュージカルは苦手だという人にもおすすめです。

サウンド・オブ・ミュージックの場合もそうなのですけど、しっかりしたミュージカル作品は、意味なく歌い出すことはありません。しっかりしたストーリーの中で、必要な部分をミュージカルにしているだけで、踊ったりしているシーンは1/10もないと思いますよ。

中身がわかると困るので、中身については書きませんけど、サイレント映画の時代、映像に声をのせた今のようなトーキシステムに映画界が変わろうとする頃の映画人たちの物語です。
サイレント時代、地位も名声もある大女優が、実はその「声」がキーキー声で、とてもトーキの映画には耐えられない。その大女優のわがままに翻弄されながらも、恋を温めている男優と女優。そして、その周りの映画人たちの物語。
差し障りなく書けば、そんなところでしょうか。
映画の歴史を観ているような作品になっています。
もちろん登場人物たちはサイレントではなく、ちゃんと声を出しますからご心配なく。

時に笑い、時にニコニコしながらあっという間に時間が経ってしまうことと思います。

大脱走の時にも書いたのだけど、昔の映画はホントに「長撮り」なんですよ。ショート・ショートでシーンをどんどん繋げるのではなくて、一つのシーンを殆どカットなし(つなぎ目なし)で演じたりしています。
ダンスもすごくうまい。
ファッションも、そんなに古いというカンジはしません。

今は、著作権が切れているので、300円とか500円とかでDVDが手にはいると思います。
今年は、昔の名作をじっくり味わう年にしようかな。