2011年1月23日

TED賛歌 ハンス・ロスリング 最高の統計を披露

TEDの魅力が私の周りで、どんどん広がっていくのが見えて嬉しい。
前回書いた、デレク・シバーズも語っていたけれど、社会的運動というのはフォロワーがとても重要なのです。
自分だけの閉ざされた中で楽しむのではなくて、「これはすごい」とか「これいいぞ」と周りに広げていくフォロワーが決定的に重要。


そして私は、TEDの重要なフォロワーの一人です。

今日も、時間をみて七本くらいの講演を聞いていました。
一番よかったのが、




ハンス・ロスリング 最高の統計を披露

でした。

ハンス・ロスリング(Hans Rosling, 1948年 -)は、スウェーデンウプサラ市出身の医師、公衆衛生学者。カロリンスカ研究所の国際保健学の教授および、スウェーデンストックホルムに拠点を置くギャップマインダー財団のディレクターを務める。


 ちなみに最もインスパイアされなかったのは、ジェームズ・キャメロンの講演です。キャメロンは、タイタニックでアカデミー賞を総ナメにした映画監督です。最近では「アバター」で興行収益の記録を更新して話題になりました。けれど、映画中毒の私から見ると、特に予測以上の事はなく、「まあまあおもしろい」程度の話としてしか受け取れませんでした…残念。

 話をハンス・ロスリングに戻します。
 こんな元気なおじいちゃんは、見てこと自体嬉しいのですけど、話す内容が秀逸なんです。
 これだけ見事に統計の威力を見せてくれるのはなかなか無いと思います。
 ちなみに私の卒論は「学力構造の統計分析」なので、統計の世界には比較的多く触れてきた方です。わたしの関わっている仮説実験授業でも魅力的な統計やグラフはいろいろ目にします。仮説実験授業の生みの親である板倉聖宣自身が、とても刺激的かつ魅力的なグラフをたくさん描いています。
 しかし、世界には優れた人物がゴロゴロしているのですね。
 ハンス・ロスリングおじいちゃんは、世界中でもトップクラスの統計分析エキスパートです。スウェーデンのおいしゃさんなんですけど、国連の統計分析にも関わっていて、何より、統計データ・統計分析の持つ力を庶民に伝えるための具体的・世界的活動をしています。世界的に広める活動という意味でとても重要な人物です。
 興味のある方は、下のサイトから御覧ください。